角松敏生さんのラジオ
FM NORTHWAVE My BLUES LIFE📻
3月9日のOA曲は
冒頭は寒さへのぼやきから
僕は
最低気温が13~14度ぐらいにならないと
ちょっと暖かくなったと言わない
と角松さん。
Magic Hourの
リクエストメールは
そんな角松さんを
さらに驚かせる内容でした。
メールの主は
札幌市内から『Tiny Scandal』を
聴きながら車通勤をしているという方。
毎日、吹雪やブラックアイスバーン
ホワイトアウトなど
過酷な環境の中を運転しているそうです。
そのメールを読んだ角松さんは
うわっ、すごいなぁ
北の大地は大変だってのは
わかりますけど…
想像を絶しますわ
そこに住でる人は
そこに住むんですね
ホントに
もう、尊敬してしまいますわ
と異次元の世界のお話的なコメントでした。
続いては
SOEMONCHO STREET
リクエストした方からの
「1年に2作も発表なんてスゴイ」
という言葉には
死ぬ気でしたけども…
(最後は消え入りそうな声)
今も死にそうです
と角松さん。
『Tiny Scandal』各曲への
個性的なイメージを綴ったメールには
いいじゃない、いいじゃない と喜び
ありがとうございます
聴き込んでくださって
もっともっと
聴き込んでいただきたいと思います
とのことでした。
次のメールは
独演会に行ってから
『Summer 4 Rhythm』を
ヘビロテしているという方から。
最近ふと鼻歌を歌ってしまうのが
Gratitudeだそうで
いろいろなことに感謝しながら
生活しているそうです。
その言葉に角松さんは
僕も”感謝”っていうのは
同じように思ってます
どんなに疲れてもイライラしてても
”感謝、感謝感謝、感謝
”って思うと
ちょっと和らぐかなっていう
感謝っていうのは大事な気持ちだと思います
と、おっしゃっていました。
GratitudeOA後には
ふと思い出しました
2000年代の初頭に
本多劇場で1回だけ
座長で芝居を演ったことがあって
そそのかされてやって
お恥ずかしかったんですけど…
いろいろな勉強になりましたね
あの時
これがメインテーマだった気がしますけど
懐かしいね
と振り返ってらっしゃいました。
番組後半は
みんなで考える音楽世界遺産
~後世に遺したい1曲~コーナー。
コーナー冒頭の一言は
なかなか
ステキなリクエストがきてますね
という言葉。
そのステキなリクエストは
リサ・スタンスフィールドの
All Around the World
リクエストメールに書かれた
「’89年頃のグラウンド・ビート」
という言葉には
グラウンド・ビートっていう言葉もありました
いろいろありましたけど、言葉がね
出ちゃ消えていきましたけども
よく思い出しましたね と反応。
リクエストした方は
『VOCALAND REBIRTH』を聴いていて
ハウス系のビート曲がカッコイイと
再認識したそうで
その点に関して角松さんは
僕は基本的に
ダンスフロア計の曲は
ずっと意識しています、やっぱり
そこが
一番好きな音楽のルーツかもしれないですね
ロックや
日本のそういう先輩達の音楽も好きなんですけど
やっぱり僕は
ニューヨーク発のダンスビートが
一番好きで一番影響受けてるかな
一番やりたいんですけど
あんまりやりすぎると
専門的になりすぎるジャンルなんでね
ハウスとかも好きなんですけど
やっちゃうとキリがないんだよね
一度キリないぐらい
グラウンドとかハウスとか
やり倒したいんですけどね
僕はインストでやりたいんですけどね
あと外人の…
本当に英語の歌を入れたい
そんなこんなで
リサ・スタンスフィールドがきたんで
喜んでる私でございますけれども
と、ご自身の音楽のルーツについて
語ってらっしゃいました。
さらに
送られてきたエピソードが
グラウンド・ビートとは
程遠いのが面白いと喜ぶ角松さん。
この方は秋田の県北出身で
現在は30年以上北海道に住んでいるそうで
角松さんを喜ばせたエピソードは
「この曲を聴くと
北海道の乾いた雪とは違う
北東北の少し湿気のある雪の
2月、3月の早春を思い出します
ついでに『松角部長の杞憂』で
友成さんのねっぱり屋は
すすきので比内地鶏を出すお店だったので
親近感が湧きました」というもの。
メールを読みながら
楽しそうに笑っていた角松さんは
このコメントから
リサ・スタンスフィールドに
どうやって繋げようかって
なかなか難しいものがありますけど
こういう感覚は
僕、大好きですね
リサ・スタンスフィールドだ
グラウンド・ビートだって
ワードを出しておきながら
ニューヨークがどうたらこうたらって
くっせぇ話しないで
比内地鶏の話が出てくるっていう
これが聴き手ってもんだろって
思いますけどね
素晴らしいと思います
と力説してらっしゃいました
続いて
リサ・スタンスフィールドの
プロフィールについて
グラミー賞に何度もノミネートされた方
今58歳
若いじゃないですか
14歳の時、地元TV局の
タレントオーディションで優勝して
子供向け番組のパーソナリティを
務めたんだって
'83年にPOPトリオを
友達と一緒にやって
その時のメンバーが
イアン・デメニ―
音楽プロデューサーで
今も夫として、プロデューサーとして
関係が続いている
’89年頃、バッと火が点いた
僕は'80年台というよりも
’90年台の匂いをすごく感じてます
と紹介しつつ
この辺りから
現代に向かう道筋みたいなものが
’80年台に試行錯誤してきた
音楽的なテクノロジーなんかも
ひとつの方向性に固まってきて
今に繋がる原型みたいなものが出てきた
このへんから今のサウンド…
そんなにたいして変わりませんよ
'90年台から今のサウンドは
全然変化はしてないです
作り方は変わったけど
音源の質とか方向性とか
そういうのは
専門的に言えばありますけど
このへんが完成形になって
今に繋がっていくっていう流れ
と、音楽史についても言及されました。
All Around the WorldOA後は
今、自分がたまに聴きたくなるのも
このへんのサウンドばっかりですよ
1杯飲みながらパッと聴いたり
車でちょっと
小一時間走るみたいな時には
'90年台から2000年台の
こういったサウンドですね
アメリカのね
フワッとよく流してます
とプライベートをチラリ。
このへんで
もう出来上がってるので
…っていう事実を
あんまり皆さん語らないんですよね
だから
『VOCALAND』を聴いてて
あっって
今さら気づくんかいって
僕思っちゃいますけど
相当いろいろ
『VOCALAND』でやってたんですけど
あんまり気づいてもらえなかったんですけどね
とのことでした。
最後は
『VOCALAND REBIRTH Extended Mix
by TOSHIKI KADOMATSU』
アナログ盤のご紹介。
今アナログ盤…ねぇ
なんで作るのかわかりませんけども
と半笑いの角松さんでしたが
ただ
ちょっと面白い情報があって
1のフルマルチデータが見つかったそうで
「今の角松さんの感覚で
完全リミックスどうですか」って言われて
それはちょっとワクワクしますね
もう1回やり直せるんです、全部
例えば
ポーリン・ウィルソンのヴォーカルにしても
スゴイ記録が詰まってるデータが
いっぱいあるんですよね
それがマルチで出て来るっていうのは…
これを好きに
もう1回再構築してくださいっていう
そういう仕事が
一番バイタルが湧きますよね
とテンションのご様子。
今だったらもっとよくなるっていう
人間は常にそうあるべきだと思うんですよ
”今だったらもっと良くできる”っていう
常にそういう自分で
皆さんいてほしいなって思うんですよね
やり直しがきかないものってあるんですけど
やり直しのきくものに関しては
昔より今の方が絶対いい!と
常に思えるようにいたいなと
僕は思いますし
皆さんもそう思うべきだと思いますよ
だから
僕が改めて作るものに対して
”全然昔より良くなったね”っていう
年寄りが大好きです、僕は
僕が見てる”先”っていうのを
汲んでくれるから
昔ばっか賛美してる人が多いんですけど
今のやり直しに対して
”全然違いますね”って…
若い人は
わりと言ってくれる人が多いんですけど
あと、音楽をよく聴いてる人とか
専門家の人達とかはね、多いんですけど
いわゆる素人様は
ピンとこないんですよ
でもピンときてくれる人もいるわけ
ハッキリわかってくれる人が
もっと増えてほしいなって思うんですよね
だから
自分自身にバイタルがある限りは
もうバカバカやり直しますよ
まぁ、昔のことはどうでもいい
今だ
それしかないですね、はい
”懐かしい”とか思ってたら
多分ね、長生きしないっすよ、人間
と語ってらっしゃいました。
締めのトークでは
アロージャズオーケストラも
やらなきゃな
2曲ぐらい新曲やろうかな
新曲っていうか
新たなアレンジをやろうかなとか
思ってたりしますけど
ちょっと時間がないので…
と、耳よりな情報も
でも
“歌を歌う”と言うことに関して
凄い鍛錬の場になるので
アロージャズオーケストラ
楽しみにしております
とのことでした。
ちなみに
現時点ではまだ予約可能です
ただし
残り僅かなのでお急ぎください
Toshiki Kadomatsu
meets Arrow Jazz Orchestra vol. 11
2025年3月22日(土)
1st stage:open/14:30 start/15:30
2nd stage:open/17:30 start/18:30
2025年3月23日(日)
1st stage:open/14:30 start/15:30
2nd stage:open/17:30 start/18:30
Billboard Live OSAKA
https://www.billboard-live.com/osaka/show?event_id=ev-20426
予約可能公演あり(3/16(日)16:00現在)
LIVE
TOSHIKI KADOMATSU Performance 2025
“C.U.M” vol.3 ~Forgotten Shore~
5月2日(金)立川ステージガーデン
開場17:30 / 開演18:30
5月3日(土)サンシティ越谷 (大ホール)
開場16:30 / 開演17:30
5月6日(火・祝)札幌カナモトホール
開場16:30 / 開演17:30
5月17日(土)
Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール
開場16:30 / 開演17:30
5月18日(日)沼津市民文化センター
開場16:30 / 開演17:30
5月24日(土)敦賀市民文化センター
開場16:30 / 開演17:30
5月25日(日)大阪フェスティバルホール
開場16:30 / 開演17:30
5月30日(金)昭和女子大学 人見記念講堂
開場17:00 / 開演18:00
5月31日(土)昭和女子大学 人見記念講堂
開場15:30 / 開演16:30
6月14日(土)レザンホール(塩尻市文化会館)
開場16:30 / 開演17:30
6月22日(日)市川市文化会館
開場16:30 / 開演17:30
6月28日(土)盛岡市民文化ホール
開場16:30 / 開演17:30
7月5日(土)福岡市民ホール(大ホール)
開場16:30 / 開演17:30
一般先行の詳細はこちら
【チケットぴあ】
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11010468
【ローチケ】
https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=236380
【イープラス】
【BEA】
一般発売は
3月29日(土)10:00〜
4月5日(土)SkyシアターMBS(大阪)
開場16:30 / 開演17:30
4月6日(日)SkyシアターMBS(大阪)
開場15:30 / 開演16:30
千穐楽のチケットは
プレイガイドで購入可能
【チケットぴあ】3/20(木) 23:59まで
【ローチケ】3/20(木) 22:00まで
【イープラス】4/2(水)18:00まで