角松敏生さんの
8月の歌と言ったら…と
先日書いたばかりですが
本日のような雨の日に聴きたくなるのが
AUGUST RAINです。
(北海道、沖縄は雨じゃないですね
大雨の地域の皆様はくれぐれもお気をつけください)
この曲は
アルバム『TOUCH AND GO』と
『TEARS BALLAD』に収録されていて
『TOUCH AND GO』では
August Rain~It's Our Pure Hearts~と
表記が違い、サブタイトルも付いています。
『TEARS BALLAD』では
当然ながらヴォーカルは録り直していて
角松さんの歌唱力が光っています
ただ
『TOUCH AND GO』の若い声も
歌詞の内容にマッチしていて
これはこれでいい感じだと思います
歌詞は、想いを残したまま別れる
切ない夏の恋が描かれていますが
曲の背景について語られたのを
私は聞いたことがありません。
角松さんがよくおっしゃるように
勝手に解釈させていただくと
年上の女性と許されぬ恋におちた青年が
別れを告げられ、受け入れる…という
設定かなと。
なぜ年上かというと
1曲の中で二人称が
“あなた”と“君”の両方が出てくるからです。
この“あなた”と“君”が
シーンによって使い分けられているあたりが
青年の揺れる心を現わしているようで
(あくまでも私の勝手な解釈です)
角松さんの卓越した作詞力を感じます
演奏はどちらも
『TOUCH AND GO』時に録られたもので
バディ・ウィリアムズ
フィリップ・セス
リチャード・ティー
ジェリー・ヘイ など
海外のトップミュージシャンが多数参加し
青木智仁さんや友成好宏さんら
当時の角松BANDと共演して
ニューヨークでレコーディングされています。
『TOUCH AND GO』で
曲の最後に入っている雨の音は
『TEARS BALLAD』では
冒頭に入っています。
角松さんのバラードは
“珠玉の”という言葉が
ピッタリな曲が多いですが
この曲もまさにそんな1曲だと思います。