11年前…
2010年8月4日は
角松敏生さんの
アルバム『Citylight Dandy』発売日です
一言で言うと…
セクシーサンキューな作品
(最近こればっか
ケンティ商標登録してないかな)
ご本人がおっしゃるには…
このアルバムは
STREETS AHEADな
カッコイイやつ(笑)
カッコイイやつを作りたい!っていう…
そして
ちょっとセクスィな感じ、っていうんですかね
自分は色気のある曲をまだ作れるのか?
っていう
一種のそういうトライアルもありましたね
そんな結果、生まれたアルバム
僕はすごく気に入っております
ちょうど子供が生まれて
子育ての真っ最中で
おむつにまみれている生活だった
そういう時に敢えて
スイッチしたら
そういう曲が書けるのか?っていう…
頭の切り替え
想像力の切り替えを試してみた作品
とのこと。
聴いてわかるように
じゅうぶん“そういう曲”書けてます
ただ…
一番最後に収録されている
See You Againは
当時、奥様から
生まれたばかりのお子さんに対して
何か曲を遺してほしいと言われ作ったという
極めてプライベートな
父親としての角松さんの想いが込められた曲です。
この詞を読んだ奥様から
「遺言みたい」と言われたというお話は
すっかりお馴染みの自虐ネタになっています(笑)
お子さんが生まれたことは
しばらく公表されなかったので
この曲もしばらくLIVEでは歌われませんでした。
その後
晴れてお披露目された後は
角松さんの心情も変化していったようで
(娘に)遺すという意味合いもあって
作った曲ではありますけども
意外に全ての人に行き渡って
沁み渡る曲になったな、って思う
娘に対して感謝はある
でも
隣で寝息を立ててるのは
恋人かもしれないし
親が子に…っていうのは
ひっくり返して言えば
自分も人の子なんだな、ってね
そういう大きな曲に成長してくれて
僕は、いいなぁ…と思っております
とラジオで語ってらっしゃいました。
2017年…
小林信吾さんが
病気療養のため一旦現場を離れる時に
中野サンプラザで放った言葉も
「See you again」
ステージを後にする時
この一言を力強く残し
後ろ手に手を振っていたお姿は
今でも忘れられません。
そして
昨年の年末
中野サンプラザでのモアアンコール
信吾さんとのステージで
最終日のみ
最後に演奏されたのが
このSee You Againでした。
娘さんのために作った曲が
今は角松さんにとっても
私達にとっても
いろいろな意味を持つ
大切な曲になっています。
この曲の
最後のピアノの4音は
お・や・す・み
と私には聴こえます。