股割れズボンの小さな男の子たち(トルファン)
トルファンの中心部を離れて蘇公塔へ向かう.
快晴だ.真っ青な空だ.秋の遠足の気分.
メインストリートを一本外れてウイグルの家屋が並ぶ道を行く.
さらに意図的に迷子になりたくて細い路地を入っていく.
とある民家の入り口の二人の小さな男の子が座っている.
カメラを向けるとポーズをとってくれた.
おや?よく見ると漢民族の小さな子どもたちがはいている股割れズボンではないか.
ウイグルの文化が少しずつ漢民族文化に侵食されているというが,こんなところにも.
でも,これは実に合理的なつくりだよね.坊主たちよ.
不思議なゲーム(トルファン)
昼下がりのトルファンの市場,市場の活気も一時停止.
動き回っているのは日本人である私と漢民族の商人.
人の動きは閑散としている.
昼食後の昼寝時間だ.そう,スペインでいえばシエスタの時間.
被写体を求めて市場をうろうろする.
おっ!ウイグルの男たちがたむろしているではないか!!
近づいてみるとレンガ片と木っ端を使ってゲームに興じているではないか.
う~ん…どこかで見たようなゲームだ.
ザクロの目利きをする男たち(カシュガル)
カシュガル中央・西アジア国際貿易市場を旧市街地とは逆方向に5分ほど進むと果物市場がある.
ここまで来ると観光客の姿は見えない.
文字通りウイグル人のための卸売り市場だ.
朝晩の冷え込みが厳しくなる10月はザクロの収穫期.
日本ではザクロはどちらかというとマイナーなフルーツである.
しかし,ここウイグルではきわめてポピュラーなフルーツだ.
国際貿易市場の露店では搾りたてのジュースを売っている.
これも美味なのだろうけれど,連日の日中の暑さと香辛料のきいた料理のため手を出す勇気はない.