「さやゆーり」



設定▹保健室の先生と高校生
          彩ちゃん(保健室の先生・幼なじみ)
          ゆーりちゃん(高校2年生・モテる)♂



ゆーりちゃん目線



「疲れた」



俺は女の子が苦手だ
なのに朝から女の子に
告白されたり
追いかけ回されたり



今は保健室に逃げて
寝っ転がってる



"ガラガラガラ"



「やばい、さっきの子達だったらどうしよう」



起き上がって逃げようとした



『ゆーり?また来たん?』



「なんだ彩か」



『なんだって逆に私で良かったでしょ
あと先生つけなさい』



「まあね、はーい先生」



彩は6歳年上の幼なじみ
もともと家が隣同士だった



彩も過去に色々あって
男性恐怖症だ



でも、俺のことは大丈夫らしい
それだけでも優越感だ



俺も女は苦手でも彩は大丈夫



きっとそれは彩のことが好きだから



彩は俺の事情を知ってるから
なんやかんや言って
保健室に居させてくれる



『そろそろ授業始まるで?』



「サボるからいい」



『また〜?なんのために学校来てんの』



「彩に会うため」



『そういうこと言うからモテるんちゃうの?』



「彩にしか言ったことないんやけどニコッ」



ベットから起き上がって
彩の頭をポンポン撫でた



自分がしたことが恥ずかしくなって
保健室を出ていこうと
カバンを持って振り替える



『あ〜大人からかうな』



そう言ってるけど
彩の顔が赤くなってるのに気づいた
相変わらず可愛い



「からかってない本当のことだし
じゃあまた来るねバイバ〜イ」



ほんとなら保健室で
サボるはずだったのに
恥ずかしくて保健室からでた



「屋上でさぼろっと」



そう思って階段を上がる



なんであんなこと出来たんだろ
自分が平常心でいられたこと
強気で接してたことに驚いた
と同時に恥ずかしくなった



「あんな行動できるなら
告ることだってできるはずなのに」



まあ無論無理だ
相手は保健室の先生だけど教師
のうえただの幼なじみ
プラスで俺はヘタレだ



「あ〜っもうどうすればいいんだ」



と思いながら
昼休みになってた



「やべスマホ保健室だ」



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