「さやゆーり」




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ゆーりちゃん目線





彩ちゃんはみんなに優しい
だから私は嫉妬する





なぜかって?
だって私は彼女だから
しかも一緒に住んでる





私がグループに加入した当時
彩ちゃんとは全く接点がなかった





けど、組閣で同じグループになったり
同じ趣味があったり
性格は真逆な感じだけど





「さやゆーり」って呼ばれるまでに
仲良くなった





そこからお互い
意識し合うようになって
付き合い始めた





付き合い初めてから
改めて気づいた
彩ちゃんはみんなから
モテる





今だって
囲まれてメンバーと楽しそうに話してる





私は遠くからそれを見てる
嫉妬心しか湧いてこない





「気分転換してこよボソッ」





気分転換しに
コンビニに行こうとおもって
廊下を歩いてるところ





《ゆーりーちゃん》





後ろから誰かに呼ばれた
振り返ると





「あっ百花さんお疲れ様です」





《おぉおつかれ〜どした?悲しい顔して》





「なんでもありませんよ…じゃあコンビニ行くんで」





《どーせ、さや姉のことやろ?》





眉毛がピクッっとしてしまた





《図星やろ?エヘヘヘ》





百花さんは変に勘がいい
何かあったらいつもバレてしまう
だから付き合ってることも
秘密にしようとしたけど
百花さんにはバレた





「じゃあコンビニ行くんで」
とにかく話を逸らしたかった
ひとりになりたかった





そう言って歩き出すと
いきなりグッと手を掴まれた





「なんですか?」





無言のまま百花さんに壁に
追い込まれた
そのまま百花さんは





「ッンンン…ドンッ!ハァハァハァ」





キスしてきた
驚いて私も咄嗟に突き飛ばした





《痛いな〜もう》





「なにするんですか」





《ゆーりちゃんが悲しそうにするから
私が慰めてあげようかなってねニコッ》





「とにかく誰にも見られてなかったから
よかったですけどほんとに辞めてください」





《悪かったってニコニコ
寂しくなったら私に言いや?
ゆーりならいつでも拾って慰めたるな》





そう言って百花さんは
歩いていってしまった





コンビニに行く気も
楽屋に戻る気もなくなって
とりあえずトイレに行こうと思った





気分を晴れさせたくて
顔を洗った





「はぁとにかく誰にも見られてないだけよかった」





私的には不幸中の幸いのはずだった





『なんでゆーりと百花が?』






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