「さやゆーり」リクエスト



ゆーりちゃん



高熱のせいか悪夢を見た
とにかく怖くて目が覚めた




「んぅぅん…
ハァハァハッ夢か」




なぜか汗と涙が止まらなかった




コンコンコン




「ビクッ!?」




ドアのノックにびっくりした




『開けるで〜』




ちょうど彩さんがお粥を持ってきてくれた




『ゆーり!?どした
なんで泣いてんねん?』




泣いてる私を見て
彩さんもびっくりしていた




恥ずかしかったけど
悪夢を見て泣いたことを言った




『もう大丈夫やで〜
私がいるやん安心しなトントントン』




背中をさすりながら
そう言ってくれた




正直嬉しかった、なにより安心した
ほんとにひとりだったら不安だったな
彩さんがいてくれてよかった




そう思いながら
彩さんの腰に手を回して抱きしめた





『ほんまにゆーりは寂しがりやな』




「・・・」




『いつも可愛いけど
今のゆーりいつも以上に可愛いで?』




「!?うるさいです…」




なんか今は熱のせいか
恥ずかしさとかなしに
甘えられる気がする




『自分でお粥食べれるか?』




「あの…彩さんあーんしてくれませんか?」




無意識に言っていた




『いいで〜ゆーりたん♡
フゥフゥはいあーん!』




彩さんは嬉しそうにそうしてくれる




「あーんっ んっおいしいニコ」




『それは良かった!
いつもこうやって甘えてくれたらいいな笑』




「んー、それは難しいですね」




『なんでや笑』




そう言っているうちに
茶碗によそってあった
お粥もなくなっていた




その後薬を飲んで
ベットに横になった




『じゃあ茶碗とか片してくるな?』




そう言って彩さんが立ち上がった途端
さっきの悪夢の不安と寂しさで
1人になるのが嫌で
考えるよりも先に手が動いて
彩さんの手を掴んでいた




『…ゆーり?』




「あの、ちょっと
まだ…その…そばにいてください」




これには自分でも驚いた




彩さんはもう一度座って
私の手を握ってもう片方で
頭を撫でてくれた




『いいで〜ニコニコ 
甘々のゆーりたん たまらんな
私はここにおるから安心して寝ていいで?』




ほんとに彩さんには感謝しかないな





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