「人の表面的なところしか見ていないよね」

と言われた。

 

なぜ、あの人たちには見えて、

わたしには見えないのだろう。

 

多分、人のことを分析しているのではなく、

自分の感情で理解しようとするからだ。

 

声の大きい人が苦手だ。

大きい声は、いやでも耳の中に入ってくる。

その情報は、不要なものだ。

 

不要なものは耳に入れたくない。

声の大きくない人の声なら、

脳の情報処理で遮断できる。

 

大きい人の声は、勝手に脳の中に入ってくる。

自分の部屋の中に、許可していない

人間が入ってきたら嫌なのと同じ。

 

街中で声の大きい人に出会っても、

そこまで不快には感じない。

 

シェアハウスの懸川さんや

親戚の博文さんは苦手だった。

 

内容関係なく、

発言力が3倍くらいあるように聞こえる。

 

「自己アピールじゃないから不快に感じない」

と楓葉は言っていた。

 

だが、私はいらない情報が入ってくるのが

苦手だ。

そこまで大きな声を出さなくても会話できるんだから、

必要以上に声を出さないでほしい。

 

 

しかし、実は懸川さんや博文さんは、

とても良い人だった。

 

懸川さんは私と一定の距離を保っていた。

深い質問をしてこない。

年上なのに敬語。

挨拶はしてくれる。

 

よくわからない人だなと思っていた。

 

楓葉と守脇いわく、

稚菜が人の意見に影響を受けやすいタイプだと

わかっている。

だから、変に影響を与えまいとしていたようだ。

 

そうかもしれない。


「海外に行ったほうが良いとは言わない。

行くという気持ちが固まったら教えて。

教えれることは何でも教える。」

 

懸川さんが言ってた。

 

自分がこうしたほうが良いと思ったからと言って、

人にそれを押し付けようとしない。

 

自分は自分、他人は他人だと割り切れてる証拠だ。

簡単にできることではない。

 

「彼女のことが好きだ」

とはっきり言っていた。

 

彼女のことが好きだけど、

自分がいなくても

生きていけるようになってほしいからと、

 

相手から別れを切り出させる方向に

持っていこうとしていた。

 

他人のことを尊重できるという意味で、

誠実な人だと感じる。

 

今までは、

「仲良くなろうとするわけでもないのに

うるさい人」

だとしか思っていなかった。

 

 

 

シェアハウスの真奈美さんもそうだと思う。

 

私が、スピリチュアルは悪だと思う。

信じすぎると、お金や時間をつぎ込んでしまうから。

 

 

という話をしたとき、

その人が幸せならそれでいいんじゃない?

なぜダメなの?

 

と言われた。

確かに、人が何を幸せに感じているかは違う。

 

きっと、その人は

お金を無駄にしたという考えではなく、

お金を有効活用したという考え方だと思う。

 

自分が苦手だと思っているからといって、

他人の幸せを否定する権利があるわけではない

ということだと思う。

 

自分は自分で、他人は他人だから。

誠実な人だな。

 

他人のことを尊重できる人は、

素敵だと思う。

 

一方でむなしさも感じることがある。

真奈美さんは現状、私と必要以上に距離を縮めたいとは

思っていない。

 

でも、稚菜に成長してほしいと思っていると思う。

服を買いに行こうと誘ってくれたり、

お勧めのお店に連れて行ってくれたりする。

 

真奈美さんのことが好きだなぁと思い、

「今度シチュー一緒に食べに行きたいです!」

と言ったら、

 

「ありだね」

って言われた。

 

心に一定の距離があると

言葉から感じた。

 

「いいね!」とか、「いきたいね」

ではなかった。

 

「ありかなしかで言われたら、あり」

というニュアンスに聞こえる。
 

私のことは嫌いじゃないと思う。

 

ただ、優先順位は低いと感じた。

 

行きたいか行きたくないかと言われれば行きたいけど、

それ以上に仕事を頑張りたいのだろう。

 

彼女の口からは

「仕事忙しい」という話がよく語られるから。

 

このシェアハウスに来て、

「仲が良い」にも、いろんな種類があることを知った。

 

友達にならない中途半端な関係は、

価値のないものだと思っていた。

今までは。

 

友達という関係性ではなくても、

力になってくれる人はたくさんいる。

 

多くの人は、そのそれぞれの関係に

居心地の良さを感じていて、

特に距離を縮めることもしないものだ。

 

友達じゃなくても、

利害の一致している、価値のある関係である。

 


 

 

 

 

話を冒頭に戻します。

私は、感情で人のことを見てしまう癖がある。

 

史さんはたくさん褒めてくれる。

 

「心地よくさせてくれるから、味方で良い人。」

 

という見方をしているのだと思う。

でも、褒められ慣れている楓葉と守脇は、

「あの人はこういっときゃいいだろって気持ちで

言ってる。」

 

「心から笑ってはいないことが多い。」

 

ということに気づいていた。

誰に対しても平等に優しく接するしね。

 

 

褒めるくせに、

他人と距離を縮める気がない。

 

シェアハウスの人たちと、遊びに行くことを

めったにしないし、

自分の深い話もしないから。

 

史さんは、

「お互いに居心地の良い関係で過ごせる環境」

で過ごしたいだけだ。

 

だから、メンヘラメーカーと言われている。

 

自分がそういう環境で過ごすことは望んでいるが、

距離を縮めることは望んでいない。

あまり相手の反応を見ることに興味がない。

 

 

言葉をかけてほしいときにかけなかったり、

かけてほしくないときに、かけたりしている。

その結果メンヘラが生まれる。

 

普段から、「こう言っとけばいいか」

と思いながら褒めているので、


相手が悩んでいる時

深刻に受け止めず、

「まぁこれくらいでいいか」

と与える分量が間違っている。

 

自分が悪かったかなと省みることをしない。

 

だから、今までいろんな女の子をメンヘラに

させてしまっている


良い男であるように社交的に振る舞うのは

得意だけど、

自分自身にしか興味ないダメ男。

 

史さんは、誠実な人間ではない。

 


 宝さんは、

自分の話もたまにする。

正直に意見を言う。


人と関わる仕事したくない

とか。意思がある。

史さんよりは信用できそう。

 

「周りの空気を読む」ことを頑張っている人だ。

 

「相手を喜ばせている自分に酔っている」

史さんと違う。

なぜ酔っているとわかるかというと、

同じことを繰り返しているから。

 

 感情だけで見てしまうと

誠実な人かどうか見分けることができない。

 

今までにどういう発言や行動をしているのか

観察して分析することが不可欠。


人で見るんじゃなくて、

内容だけを見てジャッジしよう。




 

将さんはM気質がある誠実な人だと思う。

 

SかMかを分ける基準は、

「のみたいひとか、のまれたいひとか」

 

Mはのまれたいひとである。

 

自分の発言をした後に、

にこにこしていることが多い。

 

将さんに突っ込むと、

「なんでだよー」

と口角をあげながら言っている。

 

かまってもらえてうれしそう。

ゆるい感じで、支配欲を感じない。

のまれる状況を楽しんでいる。

 

かまってもらえてうれしい、

のまれたいMであろう。

 

突っ込まれたら嬉しそうに

ニヤニヤする人は

Mっぽい気がする。

 

Thomasさんは、ちょっとS気質がある。

ニヤニヤ嬉しそうにはしない。

爆笑するイメージ。

 

相手を楽しませる会話ができる。

サービス精神の持ち主。

 

里沙さんはニヤニヤするイメージがある。

 

 

常識から外れたことをしないタイプだから、

あまり突っ込まれることはないけど、

たまに突っ込まれると、

嬉しそうにしている印象がある。

 

楓葉は、守脇にいじられたら、

抵抗している。

押し合っている感じがする。

だから、楓葉はMじゃない。

 

あと、里沙はよくしゃべる。

しゃべる人は、何か相手のリアクションを

求めている。

 

逆に、質問をする人は、

何か答えることで、影響を与えたいから

のみたいタイプの人が多いと思う。

 

里沙さんは、人に影響を与えることよりも、

相手から意見をもらいたい人、

つまり染まりたい人だ。

 

何かを常に求めているように見える。

 

自分の意見を曲げてまで

染まるという意味ではない。

 

主張はしっかりするタイプだ。

 

ただ、どちらかというと

のまれたいタイプだと思う。

 

 

盛さん以外の人に命令口調で話してるところを

見たことがない。

 

求められれば意見は言うけど、

その場を支配しようと

している感じはしない。

 

楓葉はよく人に冗談で命令している。

「おいで」「座りなさい」「ほめてないよ」

 

多分里沙さんだったら、

「こっちに来てほしい」「ちょっと座って」

みたいな感じになると思う。

 

命令をすることに慣れていない。

相手をのむことに申し訳なさを感じるので、

お願い形式の言動が増える。

 

「お願いする」っていう行動が

そもそもSには少ない。

 

Sの人がするのは、「しつけ」に近い。

 

お願いする≒求めている

という雰囲気も出るので、

里沙はM気質があるように見える。

 

褒められた時の反応も違うと思う。

 

楓葉みたいに、

「ありがとー!」って

さわやかに言える人はS気質がある。

褒められ慣れているから。

 

もっと褒めてオーラを出さないから。

嬉しそうにはする。

必要以上に嬉しそうにはしない。

 

「褒めてくれてありがとう」

という気持ちを相手に伝えるために

喜んでいるようにちょっとオーバーに

演技しているだけ。

 

M気質のある人は、

褒められたら、

 

少し照れながらお礼を言う。

言葉がどもってたり、顔がにやけてたりする。

 

こっちのほうが、うれしさが伝わってきて、

もっと褒めてほしいように見える。

 

 

 

里沙は、主張がやや強めなので、

いじったら怒るタイプのように

周りから誤解されているだけだ。

 

千恵子さんにも、

「ねぇ話聞いてよー」

ってシェアハウス住人のことを愚痴っていた。

 

話を聞いてほしい人は、

のまれたい人である可能性が高い。

 

楓葉も、話を聞いてほしいときはあると思う。

彼女の場合は、

言って自分がすっきりしたいことが多い。

 

「彼氏かわいいー!」

「推しが尊いー!」

「レポートめんどくさい」

「社長〇ねー!」

 

完全にSというわけではないので、

意見を求めてのまれたがっているときもあるけど、

基本感情を叫んでいる。

 

里沙さんの場合は、割愛するけど

ちょっと違う気がする。

 

ご飯何にしようか迷ってたり、

政治家やアイドルのことをよく批判していたりする。

発言に中身がある。

 

「自分がこれから実際にとる行動の決定」

にも関わってくる発言が多い。

 

楓葉は、自分がこれからとる行動に対しての

判断は、かなり早い。

迷ってるなーと思った直後に

何するか決めおわっている。

 

(眠い時以外)
 

 

里沙は迷ってるなーと思って、

しばらくみてもまだ迷ってる。

 

感情を叫んでいるか、

行動につながる何かを

求めているかでSかか判別できる。

 


 

 

 

 

メイドカフェの話になるけど、

健全な酔っ払いやボケてくるおじさんは好きだ。

 

それは、笑いが生まれて楽しいからだ。

酔っぱらう人は、よくボケる。

 

包み隠さない言い方をすると、

かまってちゃんになる。

 

だから、鋭く強いツッコミで反撃すると、

満足されることが多い。

 

「従っているように見せかけて反抗する」

のが良いのだろう。

 

かまってちゃんだからだ。

 

冒頭に戻ると、

 

酔っ払いの人は、

自分に満足感を与えてくれるから、

良い人だと思ってしまう。

 

実際に

他人を尊重できる誠実な人間か

どうかはわからない。

 

過去に何をしたかとか、

普段の発言とかを知るまでは、

良い人間かどうか判断できない。

 

無口な人も、かまってほしくないわけじゃない。

「今、~って思ったでしょー?」

「~でしょー?」
 

みたいな語尾伸ばした弱めのツッコミをされると

かまってもらえてうれしいという

表情でニコニコしているからだ。

 

無口な人で、

私に命令や言葉攻めをする人は

見たことないので、

 

きっとみんな不器用なMだろう。

 

私に色々質問を投げかけてくれて、

受け答えも穏やかな人は、

M気質がそんなに強くない人だと思う。

 

Mを持っているが、

気を遣って出さない人か、

S気質の人だと思う。

 



ただ、お店や、バイトでの性格と、

プライベートの性格が同じということは

ない。

 

命令は、仕事の都合でしなければ

いけないことがある。

 

プライベートよりも、

良好な関係を意識して

保つことが求められる。

 

素のキャラを出して、

関係が壊れるリスクがある場合は、

素のキャラを出さない。

 

なので、バイト上の性格は

気遣い人のタイプの人が

ほとんどだと思う。

 

場に応じた対応をする。

 

正直、岸下さんや、恵さんや、

夏梅さんや、玲子さんが、

SかMかは見極められない。

 

 

現段階では、夏梅さんがMなこと

だけはわかる。

 

褒めたときに、照れて、

「やったぁ、うれしい!」

 

っていろいろしゃべりながら

喜ぶ印象だから。

 

しゃべるかどうかというよりも、

照れてるかどうかが重要だと思う。

 

あくまでも

「バイトの稚菜に対してM」

 

なだけで、裏面を

持ち合わせている可能性もあることは

忘れないようにしたい。

 

楓葉も多分、

褒められる相手によっては

めちゃくちゃ照れてる気がする。

 

推しや、憧れの人であるとか、

初期の関係の人の前では照れるだろう。

 

だから、今の段階で

バイトの人の性格を判定することはできない。

 

いろんな行動や言動を観察する材料が

足りていないから。

 


 

 

~箱入り稚菜~

 

 

今日は、たくさん書きたいことがあったから、

パソコンで打ち込むようにしたら、

うまくまとまったよ。

 

スマホだと、上に遡るのが難しい。

パソコンは簡単にさかのぼれるので、

頭の中で情報が結びついて、

ひらめきが起きることが多い。

 

考えることが多くて、

頭がぐしゃぐしゃなときは、

パソコンで打つようにしたいな。