'It's on me.' 

男性がバーでみんなに向かって言っているコマーシャルがある。

僕のおごりという意味。

 

先日小学生の生徒たちに

onは「〜の上に」という意味だけでなく、

「外の表面にくっついている」という時にも

使う、という説明をしたが、

更に「ごちそうをする」という意味まで伝えてしまうと

混乱をしてしまうだろう。

 

英語はシンプルな単語ほど

たくさんの意味があって

奥が深い。

 

つい先日、仕事でリモートで海外との会議に参加した時のこと、

一旦バーチャルの待機室で待たされ、日本側の参加者が

揃ったらオペレータが

海外の方達と繋げてくれるシステムになっている。

全員揃った段階で私はオペレータの方に

「海外の参加者を迎え入れて下さい」と英語でお願いしたら

一言「On it!」という返答。

そう、on itとはI'm on it.という、

「今とりかかっている」という意味。

 

「〜の上に」や「外の表面にくっついている」の他に

「おごり」や「取り組んでいる」という

意味を持つon.

英語の難しさはシンプルな言葉にこそあり、

文脈でその意味を判断する。

この感覚をどのように小学生の頃から

養うことができるか。

英語教育には綿密なGrand Planが必要なのかも。