ジョリーフォニックスを
教えるにあたって気をつけなければいけないのが
アメリカ英語を教えるのか
イギリス英語を教えるのかで
発音に違いが出てくることです。
アメリカ英語の発音は‘r’を発音するrhotic accentであり、
イギリス英語の発音は‘r’の発音をしないnon-rhotic accentです。
発音の違いがあるため、教材の内容も変わってきます。
違いがもっとも顕著なのは'other vowels'という
'short'でも'long'にも属さない母音です。
例: or/er/ar/ear/air
Letter soundで読み書きを覚えるジョリーフォニックスとしては
ここはしっかりと覚えておきたいところです。
例えば talk pause sawという単語
アメリカ英語では /al/. /au/. /aw/ はfrogの/o/と同じ発音です。
イギリス英語では同じ /al/ /au/ /aw/はhorseの/or/と同じ扱い。
イギリス英語では/or/や/ar/の‘r’は発音しません。
ちなみに、私の場合はアメリカ英語ですが、
文字にしてこのように書いているうちに
正しい発音はなんなのかわからなくなり、
かなり混乱してきています。
また、
アメリカ英語ではpath, grass, chanceはpatと同じ発音の/a/ですが、
イギリス英語ではparkと同じ発音になります。
ジェスチャー付きで覚える42のletter soundですが、
/ar/がアメリカ英語とイギリス英語とでは発音とともにジェスチャーも
違います。
アメリカ英語では'r'を発音します。
アシカの鳴き声を真似て(?)/ar/と発音。
(もっといい例は思いつかなかったのか
と教材を作った人に対して思ってしまいます)
ジェスチャーは両手を下方に向けて手首を使って軽く手を叩くものです。
イギリス英語では歯医者さんに行って口を開けさせられる時の
ように口を開けるのが/ar/のジェスチャーになります。
その他、違いが出てきたらまたアップします。