アメリカの公衆衛生局長官(surgeon general)は
「マスクを買うな。ウィルス感染の予防にならない。」と
かなり強い指導を出してきたため、ニューヨークでは
マスクをする人がマスクハラスメントに遭ってきた。
ところが別の機関である疾病予防管理センター(CDC)の方は
ニューヨークの感染者数が爆発的に伸びてきている状況を受けて
新型コロナウィルスにおいては一定の拡大を抑止する効果が
あるかもしれないと認め始め、
医療用マスクレベルは必要ないが、お手製のもので
マスクをするように推奨する可能性が出てきた。
権威ある機関が予防効果がないので着用を推奨しないのに
マスクをする習慣がない国で自分の判断でマスクをすることは
抵抗感を乗り越え、批判されるリスクも考え、
勇気がいる行為なのかもしれない。
マスクをしなかったために感染が拡大したのであれば、
マスク着用を推奨しなかった
世界保健機構WHOの責任も大きい。
ある調査によると50%の感染予防につながるともいわれるが、
コロナウィルスの感染者数の拡大を防いだか
どうかの効果を測るのは難しい。
マスクをするアジアでは
中国の数字の信ぴょう性が疑われるし、
日本は検査数が少ないということ。
またパニック買いを防ぎ、医療従事者のマスクの
不足を避ける必要があると、
これまでマスクを推奨しなかった機関は反論するだろう。