新型コロナウィルスとの闘いにおいて
日本もドイツの対応を辿ることになるかもしれない。
メルケル首相は初めから人口の60%から70%が
新型コロナウィルスに感染すると言っていた。
批判を浴びていたが、このことを踏まえてドイツは
着実にある戦略を進めようとしている。
これまで新型コロナウィルスによる死亡者が
低く、医療崩壊も他の国ほど悲惨な状態では
ないとされているドイツ。
まだ初期段階にあるとも言われ、
今後爆発的に拡大する可能性があるところは
日本と似たような状況にいる思える。
しかし、ドイツは明確に段階的な計画があり、
日本も今後の参考として検討する価値はあるかも。
まず、移動、外出制限。
美術館、スポーツジム、展覧会、劇場、全て閉鎖。
レストランや飲食は制限付きで18時までで店を閉める。
託児所、学校も休校。近隣諸国からの入国に制限有り。
日常に必要なサービスを提供するスーパー、薬局、銀行、
郵便局のみが営業を許される。
ここまでは他のヨーロッパ諸国と同レベルの制限だが、
他の国より先を行っているドイツの計画は、
新型コロナウィルスに対しての
免疫を持っている人に「免疫証明書カード」なるものを
発行し、移動の制限の対象からこの人たちを外していくもの。
免疫を持っている人たちをどんどん
社会に送り出すことで集団免疫を作り出していくのである。
集団免疫ができあがっている
コミュニティから移動制限を緩和していく。
そして、その間ワクチンや医薬品の開発を急速に進めて
うまく行けばウィルスが国民の60%まで感染する前に
治療薬ができることが期待される。
とても時間がかかりそうな方法かもしれないが、
外出を長い間制限して感染者数が減り、
移動制限を解除し、解除したら感染者が増え、また
制限されてしまうことを繰り返すよりは確実な方法かもしれない。
ただ、この同じ記事によると、
一度感染した人の免疫はどれくらい持つのか
まだわかっていないということも
念頭にいれておかなければいけないんだとか。
うぅ~。難しい問題だ。
私のように仕事が減って困っている人は
コロナウィルスの収束を待って、仕事が回復するのを期待するより
他に稼ぐ方法を考え始めた方がよさそうかも。