環境と健康を理由に植物性食品中心の食生活をする

ベジタリアンやヴィーガンが勢いを増す中、

2020年2月13日付 huffington post紙の記事

”IsTofu Really Worse Than Meat for the Environment”

(2020年3月6日のhuffington post の日本版’「豆腐は肉より環境に悪い」は本当か’)は

とても興味深い内容になっている。

あらゆる角度から環境問題と食生活の関係を書いており、

これまでの各業界の主張が整理されている。

 

huffington post のwebsiteで流れているニュース動画によると

食生活と食の生産は二酸化炭素の排出の25%を占める。

ヴィーガンになることでカーボン・フットプリント(二酸化炭素の排出量)を

半減することができる。

 

しかしながら、イギリスにおいて「環境にやさしい」、ヴィーガン系、ビオ、オーガニックと唱っている

生鮮食品を含む食品のうち、

95%は誇大表現或いは虚偽だったという。

(*(1)グリーンウォッシュされていた)

 

更に、各業界、団体、協会が関わってくると話がややこしくなる。

研究結果が矛盾し、消費者は混乱する一方。

 

「豆腐のもとである大豆は森林伐採につながっている」

と言われてしまうとヴィーガンフードにとって大きな打撃だ。

ただ、大豆の70%は家畜の餌用に作られているとすれば

やはり畜産が環境問題を大きくしていると言えるのでは。

 

また、記事は触れていないが、

代替肉であるインポッシブルやビヨンドは、普通の牛肉のパティと比べて

カロリーも飽和脂肪の量はほぼ変わらず、塩分が4倍も含まれている。

こうなると植物由来だけど、加工されているものは

健康にいいのかどうかも分からなくなってしまう。

 

情報が溢れていて迷っている人には

huffington postの動画の専門家が

以下のようなアドバイスをしている。

「少しずつ確実に環境にいいこと、

健康にいいことを取り入れるだけでいい。」

 

1)食事において野菜が占める割合を上げる。

2)動物性であれ、植物性であれ、たんぱく質の量を多少減らすこと。

3)食べ物を無駄にしないこと(世界の食べ物の1/3は廃棄されている)

4)確かな情報収集(どこで生産されたものか、生産方法等を知る)

5)完全に植物性食品に切り替えずに少しだけでもいいので肉と乳製品の消費を減らす。

ほんの少しの変化を一人一人が行うことで地球規模の影響をもたらす可能性がある。

 

ヴィーガニズムが広まる中、抵抗勢力もいる。

研究やデータなども偏りがあり、信頼できそうな情報源も疑い始め、

混乱する中、このハフポの記事は頭を整理するのに役立った。

とにかくネットの情報ばかりに振り回されずに自分のスタイルを貫こう!