娘の高校受験で、私が思った事。

 

30年以上も前の、私が中学生の時は、

私立高校を専願受験する人はわずかで、5%もいませんでした。

(もちろん中学受験なんてクラスに1人くらい。)

都市部まで電車で20分のごく普通の地域です。

私立専願するのは、家庭が裕福な子(親が子供をのびのび育てたい)か、

公立に行けない偏差値が低い生徒、

このどちらかのグループに属するパターンがほとんどでした。

とにかく、公立高校を受験するのが普通という感覚でした。

 

当時の友達で、実家が病院を経営している裕福なお家の女の子がいました。

成績は中の上くらい。

その子は、地域で公立トップ高校を受験する生徒がすべり止めに受ける私立高校を

専願受験しました。

もちろん合格。

(専願でも当時は不合格となるケースもありました。)

(ふ~ん、そういう手を使って、お金持ちの親は娘にハクをつけるんだな。)などと、

ひねくれた私は感じました。

その女の子は別に高飛車でもなく、独特の育ちの良さが有り、

おっとりして純粋な子でしたので、私はどちらかというと大好きでした。

反感を持っていた訳ではありません。誤解のないよう・・・。

単に、大人の考える事を冷静に観察していただけです。

 

別のもう一人の友達は、

「高校行きたい~!」と言うので、

「えっ?進学希望すれば、どこかに入れるんじゃないの?」と私が言うと、

「公立の中に入れる学校がない。私立なら入れてくれそうだけど、

お金がかかるので親がダメだって言う。」と返答。

(そ、そうなんだ!この学区で一番偏差値の低い公立高校に合格できる学力がなくても、

私立はお金さえ出せば入れてくれるんだ!)

無知な私は軽い衝撃を受けました。

その友達は性格は明るく、人の悪口は言わないとても良い子でしたが、

あきらかに成績が悪すぎました。

 

私立高校というのは公立以上にピンキリなんだ・・・・。

 

専願受験が悪いとは言いません。

人間の値打ちは偏差値ではありません。

でも、私立専願受験のイメージは、私にとってこの時から好ましくないものになったのです。

(あくまで、学力のみに焦点をおいた場合です。誤解の無いよう。

人間の価値は、どれだけ人の心の痛みを理解できるか、理解しようとするか、

そういうところだと私は思いますので。)

 

また、続きます。