老男性と事務女性の居る場所から離れて、

両親と私の3人は受診予定である内診⑦番の前で待つ事にした。

ここで何分待っただろう?

父はしんどそうに車椅子に座った状態でうなだれているので、

私は背中をさすってあげた。

周りには沢山の患者さんが立って待っている。

もうお昼前だが、全員の診察が終わるのは一体いつになるのだろう?

 

向こうの方をみると、会話こそ聞こえないが先程の老男性と事務女性が、

まだ話こんでいる。(どちらも気の毒だ)

 

ようやく父の診察になり、

腎臓専門の医師が色々説明してくれた。

血液検査でカリウム値が6.2mmol/Lとなっているが、

必ずしも正確な値では無く、むしろ高めに出ているであろうという事であった。

(検査の技法や季節によりカリウムが高めに出ることはよくあるらしく、

偽性高カリウム血症というのだそうだ。)

そこで、正確なカリウム値を測定する為に、

もう一度血液検査(何という血液検査名か分からなかった)を受けるように言われた。

恐らく5.8~5.9mmol/Lくらいの結果になるであろうとも言われた。

 

再度、臨床検査部にて血液検査をして、

またまた腎臓内科へ戻る。

 

そこ(内診⑦)には、先程の老男性とその奥さんらしき車椅子の女性が待っていた。

(ようやく○○先生の診察を受けれる事になったのだ!その○○先生とは、今父が診察をして頂いている先生だ。なるほど、○○先生は確かに好印象であった。)

 

さて、検査結果が出たらしく、

診察室で○○先生の説明を受けた。

カリウム値は先生のおっしゃった通り5.9mmol/Lであった。

そんなに酷い値ではないので、飲み薬でカリウムを排出させて(当初は点滴で排出させる予定だった)、輸血にもっていきましょうと言われた。

 

新型コロナの検査をして、やれやれ、もう3時になっていた。

新型コロナの検査の後は食堂へは出入り禁止なので、

待合室のすみっこで何か食べるようにと看護師に言われた。

 

父が病棟に入り、ようやく母と私は4時頃病院を出た。

78歳の母には今日一日大変な激務であったと思う。

私は一旦自宅に戻り、ポットやらコップやら着替えなどを用意して、

また病院に来なければならなかった。

 

 

 

ところで、今日の父の血液検査では

リンパ球は7%(1224/μL)、好中球は78%で、

NLRは11.14でした。

 

キイトルーダを投与して1週間ですが、少しは効果があったのかな?