こんな事でもなければ、ブログ再開にはならなかっただろう。

 

 2021年9月に父の肺癌が発覚し、

K病院での初診でCT結果から

「リンパ節も腫れているし胸水も溜まっているようだ。

あちこちに癌細胞が飛んでいるだろうから手術はできない。」

と医師に言われたそうだ。

 

 それから検査入院、さらに詳細結果および告知(肺腺癌ステージⅣ)を経て、

いよいよ明日は分子標的薬適応になるかどうか判明する。

 

 娘の私でもずっと胃が痛いのに、本人の心境はいかばかりか。

だてに年はとっていないだろうが、流石に癌の告知というものは恐ろしいに違いない。

いつも思うのだが、癌になるのが50パーセント避けられないなら、

私は90歳を過ぎてから癌になりたい。

恐怖心を感じなくなっている可能性があるから。

 

 父は10月に80歳になった。

コロナが無ければ、ホテルで傘寿のお祝いを子供達で計画していただろうに。

可哀そうに、最悪の誕生日であった。