息子が 中学生になって 2度目の
期末テストも終わり、初めての冬。

「今日から俺は!!」というドラマを
毎週 親子で見ている。

暴力シーンが多くて 馬鹿げているけど、
私達、親世代と今をつないでくれる
ドラマでもあり、まぁ楽しんでいる。
(俳優さんの顔芸が スゴい笑い泣き
 
『つっぱることが オト〜コの〜〜♪』

と 始まった時、
私が 一緒に唄い出したら、息子が

「何で この唄 知ってるの⁉️」と
ビックリしていた(笑)


それを見ても思うけど、
今と 私の時代(昭和)とは 
だーいぶ 違う。


私の人格形成にかな〜り
影響した中学時代…
(※長くなります)


中学生の時、私は 
よくも悪くも目立って 
クラスによくいる 
おちゃらけキャラだった。

部活では 友達とバカなことばかり
やって楽しかったけど、
問題を起こしたりもした。

そんな時、私を 理解してくれた大人は
探しても 1人も見当たらなかった。

体罰(ビンタ、角材で頭ガーンと
やられたりした汗なんて 
問題視される時代じゃなかった。

先生は 竹刀を持ち歩いて 
威圧感満載で、
生徒の個性を伸ばすどころか
徹底的に押さえつけ、
問題さえ起こさなければ
いいというスタンス。

出る杭は 打たれる
腐ったミカンの方程式
(ドラマでは 金八要素も
ちょいちょい盛り込まれてる

そんな大人達に 
反抗心むきだしだった私。
まぁ生意気で
可愛げなんて あるわけない(笑)

そして、どうすることもできない
大きな壁にぶち当たり、
自分がこうであってはいけないんだ 
という 存在否定による
敗北感に 潰されそうになり

ある時

プツっと 何かが切れた音

と 同時に、
私の中の 感情?のような大切な
『何か』が 失われた

それは 何か 最近になって
ようやくわかった

私が 『本来の自分』を
置き去りにした
瞬間だった


今では 『不登校』という選択も
あるけど、当時は なかったんだよね〜。
そんな勇気も…。
かといって、
グレることもできずにいた。

グレることができたら どんなに楽だったか。
もし ドラマの理子 のような 容姿だったら
間違いなく グレていただろうけど(笑)

成績も そこそこ上位をキープしていた。
片親 → 不良 という世間のイメージもあり、
バカにされたくなかったのもある。

アダルトチルドレンの私は
反抗心で いっぱいでありながら、
愛 が 欲しかったのね。

「いい子でいなければ愛されない」
「頑張らないと認められない」
「そのままでは 愛されない」

そんな自覚のない意識にも縛られ、
親からの愛も感じられなかった私は、
行き場のない くすぶった感情を
抱えたままだった。


で、その後 無気力になった。

学校側からしたら よかったよね、
うるさいのが大人しくなって
くれたんだから。


そして その無気力状態は 
長いこと 続き、
自分を取り戻すのに 
かなりの時間、年月を要した。


それでも、振り返ってみると
嫌な思いも 楽しい思いも 
凝縮された 時代だった。


そんな私は今、
中学生の母となっている。

息子は 幸いなことに?
どちらかといえば
目立つことが 嫌なようで

私としては 歯痒さもあったり
するけれど、それはそれで
いいのかもしれない。

親は ただ 見守っていればいい。
子どもの 安全基地として。