「商店の襲撃や救援物資の奪い合いが見られず、市民が苦境に耐えていたことに感嘆」、「日本の人々には真に高貴な忍耐力と克己心がある」(NYタイムズ)、「他の国ではこんなに正しい行動はとれないだろう。日本人は文化的に感情を抑制する力がある」(BBCワールドニュース)等、海外メディアからの同じような「驚きと称賛」は、早くから報道されてきた。
むろん、そうでないこともあるだろうし、また、被災が長期化すればさまざまに混乱も出てくるだろうが、ともあれ、このような多数の共通したまなざしがあるという事実を、日本人として誇りをもって被災地の皆さんと共有していきたいと思う。
大いなる宇宙・自然を受け止める精神伝統
阪神淡路大震災のときも、同じような報道がされ、当時、韓国「朝鮮日報」が、暴動も略奪も起きず身を寄せ合って整然と受けとめていたのは、日本人が「和の精神」を学んでいるためだと報じる記事を読んだことを印象深く覚えている。