今回は、私が闘病中の「骨巨細胞腫」について、私自身が調べた事や体験した事を書いていきます。




(注)
私は医療従事者ではありませんので、
あくまで1人の患者として体験した事や自身で調べた事、先生から教えて頂いた事などを記載します。
内容が間違えていた場合はご容赦ください。












①骨巨細胞腫って何?

骨巨細胞腫は骨にできる腫瘍の一種です。

骨の一部が腫瘍によって溶けてしまう病気で、厳密には悪性ではないものの、局所再発率が高く稀に肺転移も見られることからWHOの分類では「中間型悪性」とされています。

英名はGiant Cell Tumorof Boneで、略してGCTと呼ばれています。












原理としては、骨を破壊する破骨細胞の働きがRANKLという組織によって通常に比べて活発化することによって、骨の破壊の方が骨の生成よりも活発になることで骨が溶けていってしまいます。

   骨の破壊>>>骨の育成

といった形でバランスが崩れてしまう状態になります。










発症は若年層の女性にやや多い傾向が見られるものの大差はなく、骨巨細胞腫になる確率は10万人に1人程度と非常に稀な病気です。












発症部位は四肢の末端が多く、大腿骨や股関節、肘関節といった場所に発症する事が多いそうです。












初期症状としては、筋肉痛のような関節の痛みなどが主なもので、骨折に至るまで気づかなかったりと早期の発見が比較的難しい病気です。












レントゲンの所見では骨があるはずの場所が暗く写るようで、骨があるはずの場所に何かがあるのが分かりますが詳細までは分かりません。

そのため、MRIやCTで精密検査をしていきますが、腫瘍のある箇所が気泡のようにぐちゃぐちゃとした形で写るため、これらの画像診断で明らかに何かがあるのが分かります。












ただし、腫瘍の箇所が直径5cm以上の場合は原則的に悪性の可能性を疑う必要があるため、直接細胞のサンプルを採取して診断を確定するために生検検査を行います。














つづく