ブラボー!!アルゲリッチ
今月はイベント付いている。今日はアルゲリッチ&フレイレのピアノデュオを聴きに行きました♪
アルゲリッチは女流ピアニストとしてはすごく情熱的で迫力のある演奏をするので、初めて彼女のCDを聴いたときは、圧倒されました。
それ以来、アルゲリッチは私の好きなピアニストの中の一人で、女性のピアニストの代名詞となっている感じです。
ですから、この日を心待ちにしていましたし、アルゲリッチを生で見て聴いて、本当に感激♪♪♪
アルゲリッチは日本で言うなら還暦を過ぎているお歳なのですが、ものすごくカッコイイ!
そして、お話しするみたいに、本当に自然に弾く。
たぐいまれなる才能と上質な経験を豊富に持ち合わせ、熟練された技術を備えているからなのでしょう!
ブラ~ボ!!
2台デュオのコンサートを聴きに行ったのは、昨年が初めてで、今回が2度目でした。
前回も今回も、プログラムの取りは、やはり、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」でした!
「ラ・ヴァルス」は壮大なスケールで、本当にすごい曲。ラストにかけての盛り上がりとか、もう...
これを弾くピアニストは本当にカッコイイ!今回も、痺れてしまいました...
この曲は、美しい夢の中に落胆の影がちらついているような、また落胆の中に夢がちらついているような、そんな印象を受けます。
というのも、全体的に重々しい曲なのですがところどころに、華麗なウィンナーワルツのフレーズが見事に織り込まれているからです。
そうして、虚空と現実が入り乱れながら、ついには全てが崩壊する...という感じです。
この曲をラヴェルが創作したのは、第1次世界大戦や、母の死など、悲痛な出来事があった頃で、
現実に対する喪失感や絶望感が彼の心を大きく占めていたようです。
ちなみに、「ラ・ヴァルス」は、バレエ用に創作されたそうなのですが、結局、この曲に対して振り付けはされなかったそう。
とにかく、アルゲリッチの「ラ・ヴァルス」が聴けたことは、本当に良かった!
また、アルゲリッチはフレイレが知り合ったのは18才で、デュオについても40年来のコンビなのだそう!!
あの難解な曲を2人で合わせるなんて、本当に息と力量が合っていないと、無理!素晴らしかったです!!