GWまで、
というかおそらく当分、
スティホームですね。
3月はじめの休校から、
あるいは、
4月の緊急事態宣言から、
スティホームをはじめて、
1カ月近く、あるいはそれ以上。
ふりかえってどうでしょう?
言うは易し、行う難しですが、
できれば、子供達が大人になって、
この時期のことを振り返ったとき、
「しんどかったかけど、
家族でずっと一緒にいて、
楽しい時間もけっこうあったなぁ」
って思ってもらえれば…
と願いながら過ごしています。
みなさん、そうかな?
好んでイライラしたり、
ケンカしたい人って、
ほとんどいないですよね、たぶん。
こう思うのは、
中学校1年生のときに経験した、
阪神大震災が理由です。
私の出身は兵庫県西宮市。
甲子園球場のすぐそばです。
地震後、
中学校は休校。
グラウンドは地割れし、
近くの駐車場には仮設住宅が立ち並びました。
震災当時、13歳。
けっこう大きいと思うのですが、
全くといっていいほど、
私は当時の記憶がありません。
スーパーに並んで缶詰を買ったこと、
水が足りなくて「水のいらないシャンプー」を使って、かえって頭がくさくなって気持ち悪かったこと、
いつも笑顔の担任の先生が必死に給水車で水を配っていたこと。
覚えているのはそういう断片的な記憶だけ。
休校がいつまで続いたのか、
自宅で何をして過ごしていたのか、
勉強はどうしていたのか、
全く思い出せません。
苦しくて、
辛くて、
自分の中で記憶を消してしまったんだろうと思います。
思い出そうとしても、
楽しい思い出が何ひとつないんですよね。
もちろん、
コロナとは状況が違うし、
毎日を生きることに精一杯だったので、
仕方ありません。
なので、
これからどうなるか分かりませんが、
できる限り、
今のこの状況でも、
子供達には「楽しい」と思える時間を、
できるだけ多く作ってあげたいと思います。
大人になって振り返ったとき、
ただ苦しいだけの時間にならないように、
意味のある時間であるように。
「アハハ」って、
大声で笑いあえる時間が、
毎日あればいいですよね![]()





