最近ネットで、「毒親に育てられた」「子どもの頃から家事をやらされていた」といった声を目にしました。
読んでいて胸が苦しくなりました。子どもが“子どもらしく”いられなかった過去って、本当に辛いと思う。
そんな投稿を見ながら、ふと自分のことを振り返ってしまいました。


私は体調が万全ではない日が多くて、家事がどうしても思うようにできないことがあります。
そんなとき、ついつい子どもに「ちょっとこれお願いしてもいい?」と頼んでしまうことがあるんです。
例えば、ご飯をよそうのを手伝ってもらったり、洗濯物を取り込んでもらったり。
まだ小さいのに、私の体調を気遣って動いてくれる姿に、申し訳なさと同時に、正直すごく助かってしまっている自分がいます。
でも、こんなふうに子どもを頼るのって、いけないことなんだろうか?
私は毒親になってしまっているんじゃないか?
そんな不安がふと頭をよぎります。

「頼る」と「甘える」は違うのかも

でも最近、ある言葉を聞いて少し気が楽になりました。
「子どもに頼ること」と「子どもを甘えのはけ口にすること」は違う。
確かに、子どもに全部を背負わせたり、感情をぶつけたりするのは違う。
でも、「ママちょっと体がしんどいから、これ手伝ってくれる?」と素直に助けを求めるのは、
一緒に家庭をつくっていく“家族”としての関わり方でもあるんじゃないかって思えたんです。
もちろん、「やりたくない」「めんどくさい」って言われたら無理にはさせないし、
ちゃんと「ありがとう」や「助かったよ」って伝えることは大事。
「当たり前」にはしないように、私も意識していきたいと思っています。

子どもは子どもらしく。でも、家族の一員として。

子どもは子どもらしくいることが大切。
遊ぶ時間、のびのび過ごす時間、自分のことを自由に考える時間。
そういうのを奪ってしまってはいけない。
でも、家庭って「みんなで支え合う場所」でもあっていいんじゃないかな。
親が一人で全部抱え込むより、「ちょっとだけ助けて」って言える関係って、
子どもにとっても「人に手を貸す」「思いやる」ことを自然に学べる機会になるかもしれない。
正解なんて、きっとないんだろうけど。
「これでいいのかな」って悩みながら、子どもと一緒に成長していけたらいいなと思っていますにっこり