夏になると飲みたくなる「カルピス」。

さっぱり甘くて、子どもから大人まで大人気の飲み物ですよね。

でも、ちょっとした疑問が出てきました。

「カルピスを家で冷凍したら分離しちゃった…。でも、パウチタイプのカルピスは普通に冷凍して美味しく食べられる。これってなんで?」



同じ「カルピス」なのに、どうしてこんなに差があるんでしょうか?
実は、製品の目的と配合の違いが理由なんです!





❄️ 家庭で冷凍すると分離する理由

通常のカルピス(原液または希釈したもの)は、乳成分・糖分・水分が混ざり合った**エマルジョン(乳化液)**です。

冷凍すると…

水分が先に凍って氷になる

糖分や乳成分が分離して濃縮される

解凍しても元に戻らない(しゃびしゃび+ざらざら)


つまり、家庭用のカルピスは冷凍する前提で作られていないんですね。





🧊 パウチタイプが冷凍できる理由

一方で、市販のパウチタイプ(例:カルピス アイススムージーなど)は、最初から「凍らせて食べる」ことを想定した冷凍専用設計。

ポイントはここ👇

分離しにくいように、成分が調整されている
✅ 乳化剤・安定剤などが配合されていて、凍ってもなめらか
✅ 糖分や水分のバランスが冷凍用になっている

だから、家庭の冷凍庫でも分離せず、シャリッとおいしいまま食べられるんです。





📝 まとめ


通常のカルピス △ 冷凍は可能だが非推奨 ✅ 分離しやすい
パウチタイプ(冷凍専用) ◎ 安心して冷凍OK! ❌ 分離しにくい






🍧 おまけ:自家製シャーベットを作るなら?

どうしてもおうちで凍らせたい!という方は、途中で何度かかき混ぜながら冷凍すると、シャーベット風に楽しめますよ。





「同じカルピスなのにこんなに違うんだ!」と思うと、食品って奥深いですね。
次にパウチを手に取ったら、そんな背景もちょっと思い出してみてください