今日も今日とて、仕事は辛い。
上司は不機嫌をぶつけてくる。
早く辞めたくて仕方ない。
←私 ←上司
「はとこさん!
きちんと仕事を終えてから帰って下さい。」
「はい。」
「片付けもして下さいね。」
「はい。」
上司のチェックが厳しい。
私は抜けてることもある。
翌日の用紙の準備忘れなど。
PCの電源を切っているか。
私物を置いていないか。
やり残しがないか。
上司のチェックが入る。
何か1つでも抜けがあると
苛々した口調で注意してくる。
今日こそは頑張ろうと思うのだが、
気持ちを挫かれる言葉を浴びせらる。
仕事をしている途中に涙がでてくる。
こんな職場早く辞めなくては。
今日こそは退職届けを貰おう。
業務終了後に統括の元を訪れた。
←私 ←統括(優しい)
「上司の当たりがきついです。
いつも苛々してるし、口調も強い。
もう無理です。辞めたいです。」
「そういう人どこにでもいるよ。」
「あれは度を越してます。何をしても注意
されて、監視されてるみたいです。」
「ここを辞めてもさ、
どこにでも嫌な人っているよ。」
「そうですけど。」
「そういう人だと思って、
接したらいいんじゃない。」
それが出来れば辞めない。
あの上司の元で働くのがストレスだから、
退職届けを貰いに来ている。
「不機嫌だし、質問するのも怖いです。
もう少し普通の言い方して欲しい。」
「仕事と割り切って接すれば、
いいんじゃない?」
「割り切れないです。」
「友達作りに来てるんじゃないんだから。」
「・・。」
できることなら友達が欲しい。
大人になると友達作るのは超難関だ。
同級生などの友達もいない。
「でもさ、はとこさんも直すべきことは
注意されたら直さないのね。」
「はい。」
「(上司)伝えた方が下手なだけなんだよ。」
「私が間違ったことをしてるの知ってて
後から注意してくるんですよ。」
「それは憶測でしかない。」
「だって始めて5分後に、はとこさん!って
大きな声して注意してきたんですよ。」
「考えるのは止めよう。」
「・・。」
ここは統括が正論だと思う。
上司のことが嫌い過ぎて憶測で、
悪い方向へ考えが進んでいた。
「年内は頑張れそうな感じ?」
「12月末までですか?」
「ううん、年度内。」
「年度内って、来年の3月。」
年内なら、あと4ヶ月。
だけど年度内だと7ヶ月もある。
それはさすがに耐えられない。
「今すぐ辞めたい?」
「はい。」
ここはぶれない。
今すぐにでも辞めたい。
退職届けが遠い。