もう無理だ。


こんな所で働けない。


職場で泣いてしまった。




毎日、少しでも頑張ろうと思って


勇気を奮い立たせ職場へ向かう。


そんな気持ちを簡単に打ち砕く。




この日は朝から先輩がご機嫌斜めだった。


とにかく何にでも当たり散らす。


私はいつも集中攻撃の的になる。






    セキセイインコ青←私   うさぎ←先輩(年下)




他の部署から報告があった。


この書類を60部作成して下さい。


そして、凸社へ郵送して下さい。




うさぎ「はとこさん!これどうするんですか!」


セキセイインコ青「他部署の人から、書類を60部作成して

   凸社へ郵送するようにと言われました。」



うさぎ「それ自分で確認したんですか?」

  

セキセイインコ青「いえ、確認していないです。」



うさぎ「他部署の人に言われたからって、

   そのまま確認しなくていいんですか?」


セキセイインコ青「でも、そう言われたので。」



うさぎ「依頼内容があっているか確認する。

    そんなことも分からないんですか!」


セキセイインコ青「すみません。」





また他の社員からデータの未入力を指摘され、


確認の元にPC画面の入力を行った。


すると、また先輩がすぐにやって来る。




うさぎ「これ、何で入力したんですか!」


セキセイインコ青「データが入力されていなかったので。」



うさぎ「まだ入力しなくていいですよね!」


セキセイインコ青「えっでも、入力しないと・・。」



うさぎ「私があえてデータを入力していないのに、

  はとこさんは気が付きませんでしたか?

  勝手なことしないで下さい!」


セキセイインコ青「すみません。」





さらに管理部へ連絡することがあった。


でも他の業務をやっている途中だったので、


終わってから連絡するつもりであった。




うさぎ「はとこさん!管理部に連絡しましたか!」


セキセイインコ青「まだ連絡していません。」



うさぎ「早く連絡して下さい!」


セキセイインコ青「今から連絡します。」



うさぎ「早くしないと、他の部署へ物品が行って

        しまうじゃないですか!」


セキセイインコ青「すみません、すぐに連絡します。」











朝から大きな声で何度も注意をされ、


涙目になってPC のモニターを見ながら、


「はい。」と返事をするのがやっとだった。




するとそんな私に追い打ちを掛ける。


私はPC画面を見ながら返事をした。


それが気に食わないのだろう。




うさぎ「きちんと私の目を見て返事して下さい!」




もうダメだ、限界だ。


人が弱っているのにさらに追い打ちを掛ける。


この女(先輩)の元では働けない。




仕事をして働かなければ生活できない。


けれどもうメンタルが壊れそうだ。


正社員なんてどうでもいいと思った。





すぐに部署の統括に電話をする。


3部署の長にあたる女性だ。


これまでにも何度か相談をしていた。





    セキセイインコ青←私   猫←統括(女性)




猫「どうしたんですか?」


セキセイインコ青「もう無理です。」



猫「これからそちらへ行きましょうか?」


セキセイインコ青「すみません、お願いします。」





私がどこかへ電話をしている。

どこへ電話しているかは分からない。

先輩はそれが気に入らない。




うさぎ「さっき管理部に電話したばかりなのに、

       どこに電話してるんですか!」




もう返事をしなかった。


どうなってもいいと思った。