5月から正社員として働く。
初月はとても辛かった。
だが1ヶ月経過した今もなお辛い。
毎朝、仕事に行くのが憂鬱である。
今日は仕事が上手くいくようにと願う。
自宅で習ったことを確認してきている。
それでも朝から注意される。
業務開始して1時間も経過しない。
まるでルーティンのようだ。
←私 ←先輩(年下)
「はとこさん!確認事項があるんだから、
書類をあらかじめ用意しておかないと
ダメじゃないですか!」
「すみません。」
普通の口調で言えないのか。
感情むき出しの大声である。
心が折れそうである。
そんなに大きな声で言わなくとも聞こえる。
私に対して苛々しているのが分かる。
ちなみに新人には声を荒げたりしない。
私は中途採用だし、年齢も上である。
何を言っても平気だと思っているのだろう。
何をしてもいいと思ってるのだろう。
今どき、このような指導をしているなんて、
時代おくれも甚だしいではないか。
新卒の社会人なら辞めている。
←私 ←女ボス
「じゃあ、この手続きやってみて下さい。」
「はい、分かりました。」
拙いながらも手順通りにやる。
ゆっくりではあるが間違いのないように、
慎重に業務を進めていく。
「ここで手順を確かめるのではなく、
家できちんとイメージして来て下さい!」
「すみません。」
自宅でノートまとめをしているし、
当然、イメージもして来ている。
けれど分からないこともある。
業務がスムーズに行えないからといって、
勉強してきてないとは限らないではないか。
それにみんな初めは同じであろう。
実際にやってみないと分からないこともある。
どうして何も準備してきてないと言えるのか。
初めから決めつけて文句が言いたいだけ。
毎日、毎日、自宅でノートまとめをする。
帰宅後は食事、お風呂、片付けがメインで、
ほとんど自由時間なんてない。
仕事をどんどん覚えて慣れてくれば、
こんなにもきつい口調で注意されないのか。
いつも何を言われるのかと怯えている。
古い体質の企業であることは間違いない。
これまでそうやって進めて来たのであろう。
時代は流れて令和なのに昭和のままだ。