美空ひばりをご存知だろうか?
昭和を代表する国民的スターである
歌唱力は、それはそれは素晴らしい
「昭和歌謡界の女王」と呼ばれ、女性初の国民栄誉賞を受賞する。
しかし、それは苦悩に満ちた人生であった。
52歳で生涯の幕を降ろす。
彼女の歌に『愛燦燦』という名曲がある。
祖母がよく聞いていたのを覚えている。
若い頃は、その良さが分からなかった。
『愛燦燦』
雨 潸潸と この身に落ちて
わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして
人は哀しい 哀しいものですね
それでも過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね
風 散散と この身に荒れて
思いどおりにならない夢を 失したりして
人はかよわい かよわいものですね
それでも未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね
愛 燦燦と この身に降って
心秘そかな嬉し涙を 流したりして
人はかわいい かわいいものですね
ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね
ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね
人生に疲れた時に聞く。
心に沁みる歌声である。
曲を聞くと涙が出る
思うように行かない人生。
何の為に生きているのか分からない。
この先の希望など持てない。
結婚できない、子供がいない。
仕事も上手くいかない。
楽しいことなんて1つもない
でもね、この曲を聞くとこう思えるのだ。
生きるとは、そういうものなのだ。
人生って不思議なものなのだ