腕時計は本来、時刻を知るためのツールですが、ファッションアイテムとしての意味合いも強く、広く活用されています。男性用の腕時計も女性用の腕時計も、ムーブメントやアナログ・デジタルなどの表示方法、搭載機能の違い、様々なブランドやデザインなど種類が豊富に存在しています。
いざ腕時計を購入する時に悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
そこで、タイムズラボプレスでは腕時計を選ぶポイントを5回に分けてご紹介しており、今回は第4回目の「 アナログかデジタルかで選ぶ」。腕時計の購入を考えている方は是非ご覧下さい。ご自身に適切な腕時計はどんなものなのか判断する手掛かりになればと思います。
【目次】
【4. アナログかデジタルかで選ぶ】
時計は時刻表示の仕方によって「アナログ時計」と「デジタル時計」に分類できます。腕時計も同様に、文字盤と針で時刻を表すアナログ時計と、数字によって時刻を表すデジタル時計があります。それぞれに特徴とメリットがあるので、目的やシーンに合わせて使い分けると良いでしょう。
① アナログ腕時計
長針や短針などの針で時間を表すのがアナログ腕時計。文字盤に記されたインデックス上を針が動いて指し示すことで時刻を表します。「どのくらい時間が経ったか?」「予定の時刻まで残りどのくらいか?」といった時間の流れを視覚的に把握できます。文字盤や針のデザイン、秒針の有無など、細部は腕時計によって異なりますが、秒針、分針、時針の3針タイプが一般的です。時刻確認以外の機能としては、カレンダーが付いたタイプも多くあります。
<メリット>
- 腕時計を一瞬しか見られない状況でも大体の時刻が判る。
- 時間の経過、残り時間などの大まかな時間を針の位置で視覚的に把握できる。
<デメリット>
- 特に機械式の場合、オーバホール等のメンテナンスに維持費がかかる。
- デジタルの様に数字で瞬時に時間を知るのでは無く長針と短針の位置で時間を把握しなければ成らない。
② デジタル腕時計
デジタル腕時計はアナログ腕時計のような文字盤や針が無く、デジタル式(数字式)で時刻を表す腕時計です。液晶表示やLED表示が一般的で、一目で正確に時刻を認識できます。耐衝撃性に優れたモデルが多く、スポーツシーンやアウトドアシーンに使える腕時計を探している方に最適です。ストップウォッチやアラーム、方位計など、多様な機能を搭載しているモデルも人気です。どちらかというとフォーマルよりもカジュアル向けのタイプです。
<メリット>
- その時点での時刻が瞬時に判る。
- 殆んどがクォーツタイプなので、機械式に比べ精度が良い。
<デメリット>
- 時間の経過、残り時間を知るためには頭の中で計算する必要がある。
- 液晶文字盤の経年劣化がある。
- 殆んどが動力に電池を必要とするクォーツタイプなので、電池交換が必要。