ポストカードの発展
通常の郵便よりも約半額の料金で送れたポストカードは、瞬く間に人気に火がつき、ヨーロッパ中で大流行しました。
ポストカードの誕生には諸説ありますが、20世紀に入る直前から生産量が一気に増え、一般にも広く流通したそうです。またグラフィックデザインにも深く関わっていた、最新流行のアールヌーヴォの作家たちもポストカードに注目。
有名な作家によるデザインが次々生み出され魅力的で、
デザイン性の高いポストカードが流通しました。
特に郵便はがきが発明されたオーストリアは、ポストカードでも
質・量と主にヨーロッパでも抜きんでておりました。
長い歴史とヨーロッパ文化の発信地でもあり、優れた印刷技術を
持っていたことから、芸術性の高い美しい絵葉書が次々創作されました。
当時のイギリスやフランスでもオーストリア製やドイツ製の
絵葉書が数多く輸入されていましたが、第一次世界大戦後は、
それぞれの自国でも印刷を行う様になっていきました。
特に世紀末ウィーンは前衛的で今までにない革新的な芸術活動が
目覚ましく、若き才能のある芸術家が集まりました。
彼らは活動をより多くの人々に知ってもらう媒介として
ポストカードに着目しました。
そのため他国にはない個性的なデザインのポストカードが誕生したのです。