2011年2月23日。誤報で津波情報掲示板に「大津波警報」の発令があったことをおぼえていますか。


参照 => http://www.47news.jp/CI/201102/CI-20110225-00611.html



2011年2月23日の誤報…。まさかその翌月に、あの未曾有の大地震・大津波が本当に起ころうとは…。



まさか起こるはずもないと思うことが、現実となって襲いかかってくる…。 ロシアへの隕石もそうですが…。



科学技術で予知できないとしても、人は日常の出来事の中で、何らかのシグナルによって、予期しているようにも思えます。それは映画や小説といった非日常、非現実の描写であっても、それらは日常、現実の中で人が想像という予期めいた力によって生み出されたものでしょうから。



それゆえ、誤報とはいえ、それは未来への何らなのシグナルを発していると捉えると、「防災」への意識をめる機会となり得ると、考えられなくもありません。


てんでんこの唄


1.地震(ずすん)津波がある時(どぎ)は
  兎ぬ角(がぐ) 早ぐ逃げらいや

  金や家財は惜すぐねぇ
  おめぇの命(いのづ)が尚、惜すぅい

  逃げらいや 逃げらいや
  ビルより丘(おが)より尚高(たが)ぐ
  逃げらいや 逃げらいや

  のまかますてねぇで てんでんこ


2.地震(ずすん)津波で逃げっ時(とぎ)
  何があっても戻んなよ

  物取り行ったり 片(かだ)づげさ
  決すて行ってはなんねぇぞ

  逃げらいや 逃げらいや
  あっという間に波来っつぉ
  逃げらいや 逃げらいや

  早(へぇ)ぐ早(へぇ)ぐ逃げろや てんでんこ


3.「地震(ずすん)あっても 此処(こご)までは
  津波来(こ)ねがら 大丈夫(だいじょぶ)だ」

  「だって此処(こご)がら海なんて
  遠すぎで見えねぇし」

  そなごど云う間に 逃げらいや
  川がら谷(たぬ)がら津波来る
  よめこど云う間に 逃げらいや
  油断をすてでは間に合わねぇ


  早(へぇ)ぐ早(へぇ)ぐ逃げろや てんでんこ

  皆、皆、助かれ てんでんこ


  てんでんこ…

  てんでんこ…


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この唄は、東日本大震災後、被災者自らが書き下ろした作品です。

歌詞は、三陸地方の方言で記されています。


地震・津波で避難する際は、とにかく高いところへ、高いところへと

逃げること。ビルよりも、丘よりも…それは、とにかく、ひたすら高い

ところへと逃げてほしい、という意味がこめられています。避難する

際は、必要最低限のものを持参すること(例 普段から非常時

持ち出すものとして、決めてあるもの)。何を持って行こうか?と

持ち物を探し回ったりすることがないように。避難する季節、時間帯

なども想定し、持ち物、着用するものなどを決めておきましょう。


一度避難をはじめたら、絶対、引き返してはいけません。忘れ物を

したから取りに行くとか、地震で壊れたり、散らかったりしている

ところを片づけようと、鍵をかけ忘れたから…などと思い、戻っては

いけません。津波警報・注意報が解除され、安心・安全が確認され、

避難解除の指示があるまで、戻ってはいけません。津波は、もの

すごい勢いで迫って来ます。少しの波でも、足をとられてしまいます。

繰り返しますが、避難を開始したら、絶対、引き返してはいけません。


津波は思いもよらないところまで、遡(そ)上して来ます。川や水路

を伝って、上流域へと向かって行きます。普段、海など全く見えな

い内陸にまで遡(そ)上し、被害を及ぼします。「こんなところまで、

来るはずがない」と、過信したり、思い込みをしないことです。平野

部は、田畑などをのみ込みながら遡上します。川や水路がそばに

ないからといって、津波が遡(そ)上して来ないとは限りません。

いつもの道路が、津波の通り道と化す場合もあります。海から遠い

と思われるところでも、避難経路を明確にして、いざという時に、

備えましょう。


想定、想像をはるかにこえたパワーをもって、津波は押し寄せて

来ます。各人がそれぞれに、それぞれの役割をもって、避難をし、

たとえ離ればなれに避難したとしても、必ず安全なところに避難

をし、いずれ家族、知人と再会するという信頼の気持ちを結びな

がら、逃げましょう。


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