優秀な女がやって来るヤア!ヤア!ヤア!
さぁ、うちにいたバカ女についてちょっと話をしよう(配属前のこと)
この女が入社した頃は世間でいう就職氷河期で、どこの会社も採用を抑えていたはず。何だか、新聞とかではこの時期に就職できた奴は優秀な奴みたいなことを言ってたけど、それはちょっと違うんじゃない?
だって、採用枠を減らしただけで、試験を難しくしたとか面接で厳しくやったなんてことはないんだから・・・。
他の会社は知らないけど、少なくともうちは今までと何ら変わりなかったはず。
ま、確かに今までそっぽを向かれていたいわゆる一流大学なんてところからも試験を受けに来てた奴はいたけどね。でも、俺はそんな奴は他社で決まらないから、うちみたいなバカ会社を受けざるをえなかっただけだと思ってる。で、バカ女!こいつは別に一流大学卒でもなく、東京にある某総合大学の出身だった。
それをうちの課長さんは「いいものをもっているし優秀だ」なんて言ってたな。彼女が配属になる前に俺と赤松君が呼ばれて、課長が「今度入ってくる女の子は凄く優秀だ。お前らウカウカしてると負けるぞ」ってヘラヘラしながら言いやがった。俺も10年の経験があるし、冗談じゃねぇやと思ったから、言ってやった。
「俺はそんな小娘になんか負けませんよ」ってね。まったく、こういうことを言って、俺らに危機感でももたせようとでもしたのかね? マジでプライドを傷つけられたな。その日はムカムカして仕事が手につかなかった。あまりにむかついたからその女の履歴書を見た。そうしたら、「全力投球!」なんて書いてあったな。
この言葉、このバカ女によって俺にとってはまったく信じられない言葉になったな。だって、仕事に全力投球じゃなくて、間違えることに全力投球だったんだから(笑)