雨と計測。 | 計測の理(ことわり) タイムハック社長のブログ

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マラソン、自転車、トライアスロン、OWSあらゆるレースイベントの企画・運営・計測を行うタイムハック株式会社のブログです。

今日は関西に台風4号が来て、一日荒天となりました。
そして、週末には台風5号が続いてやってきそうな雰囲気です。

雨中のレースというのは現役時代は結構好きだったんですが、大会運営側の立場になってみますと、雨は降る事は悪い事の方が多くなってしまいました。

ちなみにタイムハックのメイン事業でもある記録計測ですが、
「雨の日でも計測できるんですか?」
というような質問を受ける事が多々あります。

計測用のICタグは、一般的には胸に付けるタイプ、足に付けるタイプがあり、それぞれ違う周波数を使用して記録計測を行っています。
詳しく言いだすと、もの凄く長くなってしまうので簡単に言いますと、雨(水分)の影響を受けやすい周波数、受けにくい周波数があり、基本的に計測用のICタグは雨の影響を受けにくい周波数帯を使用しています。
ですので、記録を計測する上では雨というのは、ほとんど影響がありません。
(厳密にいうと影響はありますが、運用上、影響がないという感じでしょうか。)

ただ、計測に伴って使用するパソコンやプリンタ、その他の周辺機器は雨に濡れると駄目なので、雨のレースではいろんな雨対策をする必要があります。
ですので、雨中のレースでは機材の通常よりも準備に時間がかかりますし、レース後も後片付けが大変だったり、帰社後も機材のチェック等、何かと作業は増えてしまい、結構大変な事になったりします。

という事で、上記の「雨の日でも計測できるんですか?」という問いには「大丈夫ですよ。」と答えながら、心の中で「でも、作業は大変になるので、できれば降ってほしくないです。」と付け足しています。
間違っても「全く影響ないです」「全く問題ないです」とは言えないですね。

さて、今週は東京でのレースとなりますが、予想は雨。

「計測はどうですか?」

「大丈夫ですよ。」