最近、なんだか映画を観たくなったので、先日から、続け様にDVDを借りてきて立て続けで映画を観ています。
その中で、ある意味ずっと観ずに避けてきた「魍魎の匣」をとうとう観てしまいました。
原作は京極夏彦さんの同名小説です。
あまり小説を読まない私ですが、京極夏彦さんの作品は好きで、中でも百鬼夜行シリーズといわれる中禅寺秋彦を中心としたユニークな登場人物が活躍するシリーズが大好きです。
魍魎の匣(もうりょうのはこ)は、その第2作目です。
実は百鬼夜行シリーズの映画化は「姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)」に続く2作目となります。
ありがちな話ですが、好きな小説の映画版はがっかりする事が多いですが、姑獲鳥の夏はそうでした。
ただ個人的には登場人物の配役は、いい感じに思える方が多く、演出も嫌いではなかった。作りようによっては今回は面白いのでは?という期待の下、とうとう観てしまいました。。。。。
やはり難しかったのか?!
映像は良かった。複雑なストーリーを展開する為の工夫も良かった。配役も悪くない。
ただ、結局あの原作を映画にするというのが困難なようです。。。
おそらく原作を読んでいない人はストーリーの面白さがどこにあるのか判らなかっただろうし、読んでいた人は物足りなさを感じたのではないだろうか。
3作目「狂骨の夢」の映画化も無いみたいだ。(ある意味シリーズで一番映像化が難しい作品だと思う)
いつか3作目以降の映画化に挑戦する方が現れる事を期待します。
ちなみに、百鬼夜行シリーズに妖怪は出てきません。基本的に推理小説です。