『ドクター・ストレンジ』(Doctor Strangeについての映画評論です。


本作は、マーベル・スタジオ製作、2017127日に日本で公開されました


「マーベル・コミック」のアメリカン・コミックヒーローである『ドクター・ストレンジ』の実写映画化作品となります。

 

なんと言っても、この映画の見所と注目は、ドクターストレンジ役を演じる主演俳優ベネディクト・カンバーバッチさんでしょう。


海外テレビドラマ『シャーロック』シリーズで、シャーロック・ホームズを演じ、世界的に注目されました。その後、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』 『スター・トレック イントゥ・ダークネス』など、世界の映画監督から認知される映画スターとして活躍されています。

 

【あらすじ】

数々の難易度の高い手術を成功してきた天才外科医のスティーブン・ストレンジ。ある日、山道にて交通事故を起こし、両手の機能を失ってします。沢山の治療方法を試したが、回復ならず。そんな折、下半身不随になった男が平然と歩けるようにまで回復をもたらした治療施設の情報を知る。

その施設の名は、カトマンズになる『カマ・タージ』。実は、そこは、魔術師たちが関わる施設であった。

 

一人の天才外科医が、両手の回復のために、魔術の修行をしながら、その過程で、悪と立ち向かうというストーリーですが、物語自体が、シンプルであり、映像表現の素晴らしさを重なり、見所の多い作品となっています。


映画『ドクター・ストレンジ』では、人数的に限られた登場人物の中での物語の展開です。


ストレンジ氏が、いかに魔術師になって、悪に立ち向かうか・・・。
そのプロセスにおいて、どのような精神的な葛藤を抱くか・・・。明確に表現されています。

 

この作品でも、ベネディクト・カンバーバッチさんは、名声に違わぬ演技表現を見せています。

 

物質的な世界に生きていた男が、異次元の領域に通じる魔法の世界(宇宙の法則)に目覚めていく姿は、まさにストレンジ氏の成長物語でもあります。

彼が、どのように変化し、ドクター・ストレンジというヒーローに成りえたかが、明確に捉えることが出来ます。

 

良い意味での『見やすさ』が、この映画には存在していると私は思いました。
この新たなヒーローが、アベンジャーズ・シリーズに加わったわけですが、それを演じるのがベネディクト・カンバーバッチさんだけに、今後の登場が、とても楽しみです。

群を抜いた存在感です!!
マーベル映画の、格調が高まった感じがあります。

 

圧倒的な存在感であるベネディクト・カンバーバッチさんという俳優を手に入れた『アベンジャーズ・シリーズ』だったということです!


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