最近は、海外のテレビドラマの躍進が目立ちます。


その中で、

海外テレビドラマの面白さ・醍醐味を世界に知らしめた『24(トゥエンティー・フォー)』シリーズ。


やはり、海外テレビドラマ隆盛の立役者でしょう。


キーファー・サザーランド演じるジャック・バウアーというカリスマ主人公を生んだこと。


まるで、長編サスペンス小説を読んでいるかのように、視聴者を長い時間、釘付けにする脚本の妙。

 

信頼していた者が、実は裏切者。信頼感が薄かった者が、実は正義感あふれた者だった・・・。

このように、視聴者の予想を超えたストーリー展開の数々が、24中毒者を生むくらいにまで発展しました。

 

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そして、時を超えて、「24レガシー」も配信。今回はジャック・バウワー不在となります。


このシリーズの特徴と解説をしていきます!
(※ネタバレ無しなので、ご安心を!)

 

今回は、臨場感のあるカメラワークが目につくように思われます。
これは、ジャック・バウアー不在であることも影響あるでしょう。

いわば、主役不在。そのため、全キャストが主役であり、脇役であるという印象を受けます。

それもあってか、随所に遠距離からのカメラワークで、全体を撮影しているという場面が比較的多い印象です。とくに、アクションシーンでは、一本の映画にしても良いくらいのスケールの大きさを感じさせてくれます。

これは、この新シリーズの特徴であると思います。

 

これまでは、主役のジャック・バウアーに焦点を当て続けなければならない展開であったため、彼を近距離で撮影する場面が、どうしも多かったと思います。

今回は、彼が不在のため、どちらかを言うと、ストーリーそのものを、より重点的に映し出す傾向になったのではないでしょうか?

 

そのカメラワークの観点と連動しますが、カリスマ主役不在な故に、キャスト陣の「一致団結感」が印象的です。
おそらく、撮影現場でも、配役された俳優の方々のハーモニーは、強かったのではないでしょうか?

 

もはや、「キーファー・サザーランドに頼れない状態」なのです。しかし、『24』シリーズは、海外テレビドラマの『ブランド』。

やはり、演技的に、質を落とせないでしょう。俳優陣にも、見えないプレッシャーが在ったと想像されます。

 

そのプレッシャーを跳ね返すがごとく迫真の演技が成されています。

 

「えっ?無名の俳優なのに、こんなにリアルな演技をするの?」

このように視聴者の思わせてくれるのが、このシリーズの面白さであり奥深さでもあります。

俳優同士が、一致団結して演技に向かうというのは、やはり素晴らしい態度です。
人間関係というのは、どこにでも付き物ですが、関係が悪くギスギスしたかたちでは、良い演技は出来ないでしょう。

俳優にとって、演技をすることは、やはり繊細な心理が働きます。

「余計な心理」には、できるだけ関わらず、集中したいという気持ちに駆られます。
そのためにも、俳優同士のハーモニーは、必要不可欠であるに違いありません。

 

カリスマキャラクターであるジャック・バウアー不在の今回のシリーズ。

それゆえの俳優どうしの演技合戦は、シリーズの新たな魅力にもなっております。

おすすめです!!


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