アクション、バイオレンス、ファンタジー、コメディー、ヒューマニティーもの、などなど、様々なジャンルの映画が、世界中で公開されている現在。
映画ファンにとって、好きなジャンルを選べることにおいては、【恵まれた時代】だと思います。
多種多様な映画群の中で、「観客をゾクゾクさせる定番シーン」について、言及してみたいと思います。
個人的な見解でもありますが、多くの映画ファンに共感してもらえると思います。
●観客をゾクゾクさせる定番シーン
①銀行強盗のシーン
このシーンは、【映画ならでは、の設定】ではないでしょうか?
厳重なセキュリティをかいくぐって金庫を開ける場面などは、「果たして成功するのか?」「いや、失敗して捕まるのか?」と観客を引きつける定番シーンだと思います。
個人的には、銀行強盗(金庫破り)のシーンがある映画は大好きです。
または銀行に限定せず、ある会社や大豪邸に忍び込んで大金や宝を得ようと試みる場面も当てはまります。
映画『ヒート』や、『ダークナイト』の冒頭シーン。『オーシャンズ11』や『ミッション・インポッシブル』シリーズもそうですし、『ローガン・ラッキー』も、“盗む行為のゾクゾク感”を与えてくれます。
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②トレーニング・シーン
『観客をゾクゾクさせる』という表現は当てはまらないかも知れませんが、ボクシング映画に観られるようなトレーニング・シーンは、多くの映画ファンを魅了し続けているものと思われます。
『ロッキー』シリーズを筆頭に、人生を左右する一戦に挑む前の、主人公のトレーニング風景は、こうした作品の《醍醐味》だと言えるでしょう。
また、トレーニング・シーンの秀逸さが、その作品の命運を握ると言っても、過言ではないと思います。
トレーニング・シーンが秀逸なほど、主人公の最後の戦いが見所満載になるからです。
そういう意味では、音楽を駆使しながら印象に残るトレーニング・シーンを成立させた『ロッキー』シリーズは“トレーニング・シーンの先駆者”として評価されるべきでしょう。
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③負傷した傷口を自らで治すシーン
このシーンは、上記の①番②番よりも、登場頻度は少ないですが、興味深いものがあると私は思います。
戦場において、あるいは事故に巻き込まれて、医者に頼れない事情の下、登場人物が独自オペをする場面。
一例を挙げれば、アカデミー賞・作品賞を獲得した、コーエン兄弟監督『ノーカントリー』での一場面。
殺し屋の、アントン・シガーが、ホテルの一室で、銃弾により負傷した足を自らで治すシーンが出てきます。
このシーンは、とても引き込まれます。沈黙の部屋で1人で、独自オペを施す、、、。その独特の世界を、外から垣間見ているかのような幻想にドップリつかるような感覚になります。
この3つの場面をピックアップしましたが、いかがでしょうか?
3つのシーンに共通するのは、非日常感です。
日常生活とは、懸け離れた情景であること。普段の生活では体験しづらいレベルのものを、映画で擬似体験できること。
そうした『楽しさ』をもたらすからではないでしょうか?
上記の3つの場面が映画で展開されたときは、ぜひ注目しておいてください!
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