今一度、この作品を紹介したい!!
それは、
『ブラックパンサー』
全米で劇場公開されて、瞬く間にメガヒットを記録したマーベル映画『ブラックパンサー』(Black Panther)
公開して4日間で、250億円の興行収入を記録!この数字を見る限り、本作の期待値・評価・認知度は、計り知れません。
今回は、映画『ブラックパンサー』の鑑賞ポイントを紹介します!
(ネタバレ無しなので、御安心を。)
本作のキーワードは、2点あります。
それは、こちらです↓
『黒人』
『アフリカの大地』
この2点が、この映画を支えていることは、間違いありません。
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不思議な力を宿す鉱石によって、科学的に想像を絶するほどに繁栄した架空の国『ワカンダ』
世界に知られず独自に反映し続けてきた、この秘密の国の今後と、王の座を巡り、若き国王ティ・チャラが成長する過程が描かれています。
従来のマーベル映画と同様に、ブラックパンサーに変身し、悪を倒すというアクションシーンは満載で、ヒーロームービーという図式は構築されています。
しかし、この作品は、ヒーロー映画のカテゴリー以上に、映画的意義・重要性が拡大されています。
その大きな理由が、上記の2点のキーワードなのです。
世界の歴史を見て、虐げられ、差別を受けてきた黒人。黒人にしか解らない人種差別による屈辱。
だらかこそ、黒人の根底に宿る人間愛。慈悲の深さ。
アフリカの広大な大地と美しい風景、自然の神秘の中で培った独自の文化。そして、その大地で養われた無限の想像力。
本作によって、この歴史的事実が、見事に表現されています。ヒーロー映画であり、アクション映画であり、娯楽映画において、ここが表現されていることは、きわめて意義が大きいと思います。
娯楽作品であるがゆえに、子供から大人まで観客層は、広かったのでしょう。影響力も大きい。だからこそ、さらに意義は深まります。
黒人文化の賛歌をヒーロー娯楽映画で表現したわけです。
肯定的な影響力は測り知れません。メガヒットの理由は、ここにもあるのでしょう。
~ヒーロー映画と、ヒューマニティ映画の華麗ある融合~
人間の歴史を語るうえで、決して切り離せない黒人への差別と不平等。それがある故に、映画という芸術の中でも、白人の活動が重んじられて、黒人の出番が少なかった負の歴史。
その負の歴史を一気に打破するような『意気込み』が、映画『ブラックパンサー』には存在します。
これは、マーベル映画の製作チームが、いかに優秀であるかの、大きな証明となるでしょう。
本作で、描かれなければなりないテーマを決して外さなかったことは、流石です。
アメリカにおいて、現地の観客には、この映画の意義は、伝わったと思われます。
多民族社会のアメリカにおいて、おそらく日本人の観客以上に、本作の重要性は認識されやすいのではないでしょうか?
マーベル映画の中の、一つのヒーロー作品というカテゴリーの枠に留まらない完成度があります。
黒人差別を受けた黒人による映画であり、そして「人種とは何か? 人種によって生み出された大切なものとは?」を深く考えさせられる作品です。
ぜひ、皆さん、鑑賞してみてください。
映画史に燦然と輝く功績を生んだヒーロー映画であることを確証します!!
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