レジェンドに値するイチローさんのエピソードから、沢山の教えをいただきます。
こんなエピソードがあります。
シアトル・マリナーズに再加入したイチロー選手。練習試合において、頭部死球を受けて退場になったとのこと。
頭部だけに、非常に気になるところです。
投手は、横浜DeNAベイスターズにも所属していたブランドン・マン投手。
当然のことですが、本人も、相当動揺したようです。
相手は、レジェンドな選手である『イチロー』ですか。
平然とはいられないのは必然です。
ところが、動揺するマン投手に、
イチロー選手は、このような言葉を投げかけたそうです。
「これで君の投球に影響を与えたくない。内角に投げ続けてほしい。」
まさに、『プロ野球人』としての言葉であると、思います。
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真剣勝負が故、常に危険は付き物。だからこそ、味方チーム、敵チーム関係なく、憎しみや恨みが入ることなく、互いが互いを尊重していくことが大切である。
そのようなイチロー選手の、野球人としての精神を感じさせる言葉であると私は思います。
この言葉で、ブランドン・マン投手が、どれほど救われたでしょうか!!
下手をすれば、もう精神的な面において、投げれなくなる恐れさえあります。しかし、その恐れを取り払う言葉をイチロー選手は投げかけました。
そして、救われたのはマン投手だけではないと思います。
ファンも救われたのではないでしょうか?
このような言葉を投げかけることが出来るということは、「イチロー選手は無事なんだ!」と我々に納得させ、安心させてくれたように思います。
相手の投球を決して糾弾せず、むしろ、相手投手の気持ちを気遣うイチロー選手。
それは、人間が持つ、至高の優しさではないでしょうか?
私たちは、今だに、イチロー選手から、『人間の在り方』を学ばさせられます。
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