日本のプロ野球でも、アメリカのメジャーリーグにおいても、食事トレーニングや科学的トレーニングは常識のものとなっています。


『暴飲暴食では、アスリートとして、真の力は発揮できない。』

それは、プロ野球選手としては、当然のことでしょう。




今や当たり前となっている、日本のプロ野球において、こうしたトレーニング方法をいち早く導入した人がいます。

 

その名は広岡達朗さんです。


かつてヤクルトスワローズを優勝に導き、西武ライオンズの黄金期の礎を築いた名将中の名将です。

 

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広岡達郎さんの自伝において、このようなエピソードがあります。

30年以上も前のこと。ヤクルトスワローズの監督になった矢先に、そのチームの主力の選手が、腰痛で、試合に出ることが出来ませんでした。


しかし、試合が終わると、帰りの選手用バスの中で、彼は、ビールを買い込み飲んでいたという。

 

そこで広岡監督は、その当時、その選手に注意しました。

ところが、その選手は、こう言ったとのこと。

「俺は、プロなんだから、この程度の怪我など、すぐ治る。ずっと、一線でやってきたのだから。」

 

広岡監督は、その選手を見て、こう思ったと言います。

「腰痛を治すのに、酒など飲んでいては、治りも遅れるのは、当たり前。自分が、プロと言っているのに、そんなことが解らないのか・・・。」

 

当時は、荒くれ者の多かったプロ野球選手。しかし、それでは常勝チームは、実現できない。

 

その後、広岡さんは、選手の食事管理を徹底するように方針を打ち出し、結果的に、このチームを初優勝させました。

 

今では、当たり前でやっている食事管理を広岡さんは、30年も前に実践していたということです!

 

いまでは、プロである以上、そういう広岡理論こそ、正しいのだと思います。

至極当然なことを当然として行うのがプロ。

しかし、過去には、そうでは無かった時代もありました。

 

時を経て・・・。

ダルビッシュ有投手を筆頭に、食事管理やサプリメントなど、科学的トレーニングの全盛期です。

 

近代野球は、広岡さんのような『先駆者』によって、築き上げたのだと理解すべきでしょう。

 


最高峰の選手たちの活躍を堪能できるのは、こうした先駆者のおかげです!!


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