その店はいつも開いている。

年代物の窓枠は、白いペンキが塗ってあり、
小さな花瓶に、これまた小さな花が飾ってある。

名も知らぬ、でもよく見かける小花。

葉っぱについた水滴が
落ちようかな?とどまろうかな?と迷っている。

そんな何ともない時間が
すごせる所は意外に少ない。

時間は大切に扱われていないことが多い。
こればかりは誰にでも
平等に与えられている珍しいものなのに、
当たり前だと思うせいか、
丁寧に扱われていない。

ふうっと湯気を吹いて
ゆっくりコーヒーをふくむ。
あちち。

だからって、ずっと何かをやり続ければ
充実しているか?というとそうでもない。

何ともない時間を
どれだけ楽しめるか?

ずいぶんと平和な国に
生かせていただいて光栄です。