煽り耐性とは、他者から煽られた時、どれくらい耐えられるかということです。
ネット上では必須の能力とされています。
煽り耐性は「気になったとしても、いかに我慢できるか」に重点をおいた表現です。
しかし、誹謗中傷等の煽りをスルーし続けるとその中傷が事実として扱われてしまうことがあるため、現実には完全にスルーをすることは難しく、当事者が対応を余儀なくされることも少なくありません。
耐性レベル
ゼロ
煽りそうな相手が言葉を発しただけで激昂するようなレベル。
低
相手に罵倒されるとすぐその場でキレるレベル。
中
その場では嫌味、あるいはスルーで済ませるが、後々苦虫を潰したような思いになるレベル。
高
何を言われてもしばらくは我慢が出来るが、長期的に継続されるなど度が過ぎると終いには爆発してしまうレベル。
完璧
冷静沈着を地で行く完璧超人レベル。 しかし、時に大事な忠告までスルーしてしまうことがある。
スルースキルとは、和製英語で、無視・聞き流すことのできる能力(スキル)のこと。スルー力ともいい、「いかに気にしないか」に主眼を置いた表現です。
和製英語なので英単語の「through」には無視・聞き流すといった意味はありません。
人は困難な事象に遭遇したとき、それに対して全力で挑もうとすることがしばしばありますが、時には華麗に無視して事なきを得たほうがいい場合もあります。
それを的確に判断し、実行する能力を総合してスルースキルと呼びます。
鈍感力と言い換えられるかもしれませんが、判断を要するという意味ではある種の敏感力ともいえます。
無視・聞き流しは論争などを食い止める最善の手とされますが、それを行うのは案外難しいです。
それをそつなくこなす人間をスルースキルを持つ、またはスルースキルが高いと評価します。
一般的に社会経験の少ない子供はスルースキルが低く、「場」が荒れやすい傾向にあり、事なかれ主義という言葉が存在するように、日本人は平均的にスルー力が高いと考えられますが、この能力が欠ける人間が負の発言に対し感情的に反応してしまう事例が少なくないです。
ウェブコミュニティ上・現実社会関係なく、多様な価値観を持っている方々が集まるのが当たり前の環境では、何かを成し遂げるには世渡り上必須の能力といえるでしょう。