まだまだ暑い日が続いていますが、

こちらでは先日の雨から朝夕の空気感が少し変わってきました。
ギラギラとした夏が終わって、段々と秋が近づいている気配を感じます。

気になるバナナの状況です。
根元が若干黒ずんできている実もあります。 心配・・・



ナスとオクラは絶好調です






チョビもリラックスしています。




秋は音楽の季節です。

音楽は波動を伝えるものですが、生命体も一種の波動体であって、その複雑な振動パターンを記録したものがDNAであると思っています。その生命の振動は宇宙誕生のビックバーンが起源じゃないのか?と考えています。(妄想癖ありw)

音楽と体が共振することで、心が元気になったり、時には勇気づけたり、リラックスできるパワーを持っていると思います。だから音楽は食べることと同じように必要なもので大切なものだと思うわけです。


私が初めて買ったシンセサイザーはローランドの「JUNO-6」です。
アナログのシンセサイザーで、当時としては画期的な6音のポリフォニック(和音)のシンセサイザーでした。YMOが使って有名になった「Prophet-5」は5音ポリフォニックだったので、それより和音数は上でした。
 

JUNO-6 オーナーズ・マニュアル

http://lib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/1809877/JUNO-6_j.pdf



「Prophet-5」は170万円もしたので貧乏学生にはとても買えませんでしたが、「JUNO-6」はその10分の1の17万円ほどでした。もちろん音質や機能は別物でしたが、どうしても欲しくてローンで買いました。借金はジャスコでアルバイトして返済しました。w
まさに青春のお宝でした。


最近はトランス系やアンビエント系が好みで、このところネットを徘徊してバードやソフトの情報を集めまくっています。というのも、この手の音楽は一昔前の機材を使うことが多くて、アナログチックな機材が多用されています。

たまたまヤフオクで機材を探していて、懐かしい「JUNO-6」を見つけました。
ビックリしたのはその落札価格で、最初は桁が間違ってるんじゃないか?と疑いました。

40年前のビンテージ・シンセですが、なんと当時の定価を越えて落札されていました!
中には25万円を越える値段で落札されているものもありました。しかもジャンクや不動でも値段はほとんど変わらないようです。骨董的な価値なんでしょうか?

最近の若者は生まれた時から身の回りにはパソコンやスマホなどのデジタル製品が当たり前で、彼らにとってカセットテープなどのアナログ的な機器はノスタルジックな魅力があるようで、昔のアナログのシンセサイザーも人気になっています。

あれから40年、約半世紀も歳をとって私もジジイになりました。
骨董的な価値が上がったでしょうか? w


気になって母屋を捜索したところ、ハードケースに入ったまま眠っていました。
お宝発見です! 頑張ってジャスコでバイトした甲斐がありました。w


 

いや待て、

もう少し待てば、さらに値段が高騰してストラディバリウスみたいな億ションになるかも?
ないない、今が売り時かも?w



音楽はウェーブであって、ブームは必ず繰り返しリバイバルされます。
文化というものは常にそういうものかもしれませんね。
「温故知新」で、古いものからまた新たな進化が生まれるものです。



一般的に「NSX」といえばホンダのスポーツカーを連想すると思いますが、音楽オタクなら「NSX-39」を覚えているかもしれません。



 

「NSX-39」は学研が販売した歌うシンセサイザーで「歌うキーボード ポケット・ミク」と名付けられていました。2014年の発売で、定価は4980円(税別)と低価格だったので、発売日に購入して相当ハマりました。(約1ヶ月間)
 

 


坂本冬美の「また君に恋してる」を歌わせたり、チョビのテーマソングも作りました。

 

 

 


残念ながらハードに問題があって、一度は修理したものの再び機能しなくなりお蔵入りしてました。それを先日から修理して、なんとか復活しました!





ただし、USBの配線は直結の固定で、コードの微妙な角度がずれると機能しなくなるので、本体にテーブで固定されています。w
この状態ならパソコンに接続して認識されます。




「NSX-39」が優秀なのは、ミク声で歌うだけだなく、高性能なシンセサイザーが丸々1台入っています。YAMAHAのYMW820(NSX-1)という高性能チップが搭載されていて、最大で16パート、同時64音の演奏が可能になっています。5千円という価格が信じ難いほどのコストパフォーマンスです。


復活したお祝いに1曲録音してみました。

ABBA "The Winner Takes It All" on NSX-39
https://youtu.be/rZO_2p9AHQ0

 

 


ABBAは大好きで、今でも時々聴いています。
スウェーデン出身のバンドで、英語の曲を歌って世界的にヒットしました。
本物はこちらです。

 


「The Winner Takes It All」タイトル的には「勝者の総取り」という曲ですね。w
歌詞の内容は恋愛の争奪戦に破れた恨み節みたいな曲ですが、ジワジワくるメロディで好きです。

まぁー恋愛に6:4みたいな決着はありませんからね。
もしあったら、それは不倫です。w

ABBAは2組の夫婦で結成されたバンドでしたが、後に両カップルとも離婚してバンドも解散しました。最近、また再結成されて新曲も出たようです。

そろそろ80歳?、時代の流れを感じますね。

 

 



今シーズのテーマは、音楽とテクノロジーの融合で、特にアンビアント系を攻めてみたいと思っています。できれば、ESP32のような小さなコンピュータとシンセサイザーを融合させた自動音楽マシーンを作っみたいと思います。そんなことでジャンクな「NSX-39」のチップを思い出したわけです。

試しに「NSX-39」でアンビアント系っぽい曲も簡単に作ってみました。
この曲はたった8小節ですが、演奏時間は5分もかかります。w

Ambient 001 on NSX-39
https://youtu.be/on_9lhJo5zo

 

 

音楽的に、楽譜に作曲するのではなく、コンピュータの例えばJava言語で音楽のデザインをプログラムするイメージです。最近はAIがブームですが、中身は従来のプログラムとなんら変わらないもので、よりオコチャマ向けに簡単にプログラムできるようになっています。そうではなく、もっと重箱の底を突きたいわけです。w

もちろん、今まで予定通りに進んだことが全くありませんので、途中で頓挫する可能性は大きいです。とにかく、お金をかけないでどうやって人生の暇つぶしをするか?というのがメインテーマになっています。w


本当はこういうシステムがほしいのですが、とても買えませんからね。
映画「ブレードランナー」のような世界です。

 


そんなことで、しばらく超マニアックな世界に潜りますが、見捨てないでください。w