実はメインに使ってきたキーボードRoland「JX-305」が以前から音程が狂っていました。
それに合わせてMIDIデータもグチャグチャでDTMでも使い物になりませんでした。
おそらくピッチベンドのボリューム周辺がハード的に壊れて音程が狂うようです。
古いキーボードなので、流石に寿命でしょうね。
そんなことで、以前から適当なキーボードをずっと探していたのですが、
キーボード好きならご存知の氏家氏のインプレッションで出会ってしまいました。
CASIO CT-X5000 氏家克典氏インプレッション
まさかの音質に驚きました。
これってカシオですよね。
カシオって電卓やG-SHOCKのような時計とかのメーカーのイメージがありました。
昔の「カシオトーン」ってオモチャっぽいミニキーボードで、楽器というイメージがありませんでした。
キーボードの音質ってメーカーによって色々と癖があって、ローランドは初めて買ったシンセ「JUNO-6」のメーカーでオルガン系に強いイメージでしたが、マイルドな音色がいい感じのメーカーです。
コルグは30万円もした「DSS-1」を買いましたが、どちらかというとノコギリ波形っぽいバキバキした感じの音色のイメージがあります。けっこうカラーが強いメーカーです。
ヤマハは「DX7」を持っていますが、昔はFM音源のキンキン系な感じでしたが、以前買った「RM1x」はナチュラルな感じの音で音色は好きです。
しかしカシオは盲点でした。
そもそも楽器屋というイメージがなかったので、検討の対象にもなっていませんでした。
しかもスピーカー付きのキーボードってオコチャマ用だと思っていました。
でも色々なデモを聴いてイメージが変わりました。
このキーボードに搭載されている「AiX音源」というエンジンがスグレモノです。
ローランドやコルグだと相当なお値段になる音質だと思います。
さすがカシオはLSIに強いメーカーです。
色々と検討した結果「CT-X3000」を購入することにしました。
カシオではCT-Xシリーズは「ハイグレードキーボード」として位置付けられていて、現行機としてCT-X5000とCT-X3000が販売されています。
CT-X5000とCT-X3000の違いは、若干のエフェクター数の違いと、スピーカーの出力の違い等がありますが、音質は全く同じで、特に無くてもいいボタンや機能を取り除いて廉価版として販売しているものです。
CT-X3000は出力ワット数が小さい分、電池でも駆動するのが特徴です。
必要な機能としては全く問題がなく、お値段も安くなります。
色々と探して、何と2万円でGET!しました!
人生で初カシオです。
もちろんUSBケーブルでパソコンとも接続できてDTMにも使えます。外部からのMIDIコントロールで16chのマルチティンバーの音源としても機能します。音源付きのMIDIキーボードとしてもコスパがいいです。
エフェクターも盛り沢山で、リバーブ(24種類)、コーラス(12種類)、ディレイ(15種類)、DSP(100種類)、マスターEQ(10種類)こんなに必要なの?ってほど搭載されています。
カスタマイズ可能な自動伴奏機能や、MIDIレコーダーも17トラック10曲分の録音編集も可能で、USBメモリーに入れたMIDIファイルやWAV形式のファイルの再生も可能です。
とにかく機能てんこ盛りで、至り尽くせりです。
このキーボードはシンセっぽい感じゃなくて、楽器として良質な音質です。
シンセやキーボードは結局は機能じゃなくて音質なんですよね。
音が良ければ弾いていて気持ちがいいし、ずっと弾き続けられます。
スピーカー付きのキーボードってチープなイメージがありましたが、寧ろスピーカーシステムこそが重要で、音を表現する最終の出口して外せない部分だと再認識しました。まさに生楽器のイメージですね。
とにかくプリセットだけで800種類の楽器が入っています。
これだけの楽器を弾きこなすことは不可能ですが、じっくりと取り組みたいと思います。
もちろんシンセサイザーなので独自に新しい音色も作れます。
音いいわー、最高!
カシオ、エライ!
カシオ、バンザイ!
カシオ、ラブ!
そういえば、今使っている腕時計もカシオ製でしたね。