日中はまだまだ猛暑日が続いていますが、
日に日に日が短くなって、秋の気配を少し感じるようになりました。
夕食後のチョビとの夕方散歩も、段々と薄暗くなってきました。
これからの秋の夜長には読書もいいですが、ゲームはどうでしようか?
以前、たまたま見つけたゲーム「Cultures - Northland」が、
Steamで89%OFFの54円になっていたので買ってみました。
Cultures - Northland
https://store.steampowered.com/app/351860/Cultures__Northland/
このゲームのベースは2000年ごろにドイツで開発されたものですが、同じくドイツで開発された「The Settlers」によく似た雰囲気があってヨーロッパ独特の文化を感じます。
ドット画で丁寧に描かれたアニメーションは味わいがあっていい感じです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Cultures_(video_game)
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Settlers
最近のゲームは何でも3Dエンジンにぶち込んでリアル風な3D描画が当たり前になっていますが、作品の味わいとなると手書きのドット画のほうがあるように思います。
昭和のゲーム・オタクですから・・・
CGアニメが当たり前の時代に、ジブリのような手書きアニメが今でも評価されるはそのためだと思います。コンピュータの世界ではデジタル処理されたドット画が不変的な手書きアニメの味わいを持っています。
対応言語はドイツ語と英語のみで、日本語には対応していません。
このゲームは日本ではほとんどレビーされていないので手掛かりになる情報がありません。
もちろん日本語化パッチなども存在しません。
ゲームのルールがわかってしまえば、言語の問題はさほど支障ありませんが、古いドイツ文化のインターフェースを最初に理解するのはある程度の言語能力が必要になります。
残念ながら、中高大と8年ほど英語は勉強したはずですが、これが未だにサッパリです。w
もちろん全くダメというわけではありませんが、ゲーム特有の単語や複雑なルール説明は厳しいものがあります。見かけぬ単語が出てくるたびにスマホの辞書を覗き込んでいました。
もっと簡単に翻訳する方法はないものか?・・・
探せばあるじゃないですか! その名もズバリ「Google 翻訳」
辞書アプリばかり見ていて気付きませんでしたが「翻訳」で検索すれば一発でしたね。w
Google 翻訳
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.translate
このアプリの優秀なところは、スマホのカメラを対象物に向けると、画像から文字と認識したものをリアルタイムに翻訳してくれます。しかも、画像の文字の上に日本語をVRでオーバーライトしてくれるので非常にわかりやすいです。
もちろん、リアルタイムの画像認識なので、単語の読み間違いで意味が変わったりヘンテコな日本語になったりもしますが、ほぼ理解できる内容で表示されます。優秀です!
私の8年間は何だったのか?・・・
手書き、音声、映像、なんでもリアルタイムに翻訳してくれます。
オンラインでは103言語に対応していて、オフラインでも59言語に対応しているようです。
もう完璧ですね。死ぬまでこれだけで十分です。w
そんなことで、時々このアプリでモニターを覗きながらゲームをやっています。
まだチュートリアルを始めたばかりなので全てを理解していませんが、
ゲームの内容としては、数人の入植者で森の開拓を初めて、やがてコロニーを形成して民族を発展させるといった感じのゲームになっています。
コロニーが成長するにしたがって資源も消費されますが、そのうちに隣のコロニーとの生存争いになり、資源の争奪から戦いが発生して戦争になる、という極自然な人間界の摂理をテーマにしたゲームになっています。
このゲームの特徴は、入植者達(NCP)は一人ひとり識別されていて男女の性別があります。
プレイヤーはそれぞれのNCPに行動の指示を出して、資源の収集や施設の建築を進めますが、男性と女性では指示できるコマンドが違います。主に仕事をするのは男性になります。
ユニークなのは指示できるコマンドの中に「結婚する」というのがあって、特定の男性と女性を結婚させることができます。お見合い斡旋センターみたいなものですね。w
結婚すると女性のコマンドに「子供を作る」ボタンが現れて、なんと男子か女子を選択して出産させることができます。
もう神ですね。w
今の時代だとジェンダー族から問題視されそうなゲーム仕様ですが、男性は外で力仕事して、女性は家庭で家族を守るという封建的な家制度のような古典的なライフスタイルをベースに作られています。
バイキング時代の中世の暮らしをテーマにしているので、男女が互いに効率よく生きるために身体的な能力を適正に割り振った暮らし方をしているのだと思いますが、ゲーム仕様としてはかなりユニークだと思います。
男女平等の考え方は当然ですが、今の時代の生き方が本当に正解なのか?は疑問もあります。その証拠に日本の出生率は下がる一方で、生物としては衰退期に入っているのは間違いありません。
人のライフスタイルは時代によって様々に変化してきましたが、今後も変わり続けることだけは確かです。どのような環境で、どのような暮らし方していくのか?
それを築いていく責任がある今を生きている私達の行動が問われています。
ちょっと立ち止まって考えたほうがいいかもしれませんね。
そんな文化的に深いことも考えさせられるゲームになっています。
最近、藤井君の活躍で将棋がブームですが、将棋の9×9マスの81個しかない世界に比べれば、数万倍の複雑さと奥深さがあるゲームです。
だって将棋の駒には性別もないし、「歩」と「歩」を結婚させて子作りさせるなんてことはできませんからね。w
そんな一生もののゲームが54円です。
買うしかないでしょう!w
ドイツ語と英語が得意な方には特にオススメです。
是非に!