アマゾンで入手したPSPっぽい謎のエミュレータの第三話になります。

【第一話】謎のエミュレータを入手「X6 Game Player」
https://blogs.yahoo.co.jp/kai_yamamoto/65211168.html

【第二話】謎のエミュレータをハックする?「X6 Game Player」
https://blogs.yahoo.co.jp/kai_yamamoto/65211893.html

前回はOSレベルからハックして遊ぶ方法を模索しましたが、OSが「eCos」というこで馴染みがなく、ここで無駄に人生の貴重な時間を浪費することもないか?ということで方向を転換しました。

わざわざネイティブのアプリに拘らなくても、このX6は様々なゲーム機(NES, SNES, GB、GBA, SEGA GENESIS)をエミュレートして実行できます。つまりそのソフトを自作すればX6を自由に操ることができるわけです。
結局やりたいことはそこですから、OSをハックする話は忘れましょう。w


最近はPICO-8やTIC-80で昔懐かしい8ビットのレトロゲームを作って遊んでいますが、その原点はやはり任天堂のファミコンでしょう。

PICO-8 Fantasy Console - Lexaloffle
https://www.lexaloffle.com/pico-8.php

TIC-80 tiny computer
https://tic.computer/

ファミコンのソフトは個人でも自作することができます。
ただソフト開発にはそれなりの知識と環境を整える必要があります。
PICO-8やTIC-80のようにお手軽に作れるわけではありません。

下記のサイトではアセンブラでファミコンソフトを作成する方法を整理されています。

ギコ猫でもわかるファミコンプログラミング
http://gikofami.fc2web.com/

紹介されているコンパイラー「NESASM」は32ビット版なので、Windows7などの64ビット版はこちらにあります。


今更アセンブラでの開発は厳しいものがありますが、プログラム技術の原点ですから再勉強する価値はあるかもしれません。
試しにサンプルプログラムをダウンロードしてコンパイル後にX6で実行してみました。

イメージ 1

問題なく動作するようです。
あとは根性さえあればX6を自由に操って遊べそうです。

ただ、できればもう少し簡単な開発環境がないか探してみたいと思います。
例えば、プログラミング不要でファミコンのゲームが作成できるツールもあるようです。



The New 8-bit Heroes
http://www.thenew8bitheroes.com/

X6はファミコン以外にもスーファミやゲームボーイ、ゲームボーイアドバンス、メガドライブ等のソフトも実行できるようなので選択肢は色々とあります。

そういえば、まだファミコンソフトを自作して販売されている方がいます。

21年ぶり「新作ファミコンソフト」作った男 こだわりのカセット型
https://withnews.jp/article/f0160908001qq000000000000000W03610701qq000013856A

RIKI 8BIT MUSIC POWER
http://riki2riki.com/html/8mp.html

【FC/FC互換機】8BIT MUSIC POWER FINAL 完成版PV
https://youtu.be/ipChnc8kpvg


よくこの手のオモチャはバッシングされますが、エミュレータそのものが悪いわけではありません。問題はバンドルされている贈り物のソフトがグレーなわけです。

私的には、X6は自作ソフトを実行するよいプラットフォームだと思います。
使いようによっては、これからはじまる学校でのプログラミング教育でも活用できる筐体じゃないかと思います。何しろ3千円ですから数の勝負ができます。

何でも道具は使いようです。
いい方向で使ってやって可能性を導き出してやりたいものです。

子供達には安易に今流行のAIに放り投げてしまうようなことがないように、しっかり基礎を勉強してほしいものです。
今回のエミュレータはそれが言いたいがためのお話です。