前回の調査でポンプを推進装置に使うのはほぼアウトが確定しましたが、
アウトプットに水車のようなアタッチメントを取り付けて水流から再び回転運動に変換してやろうというアホな方向に走っています。

良識のある方なら「そらアカン」と直感で判断できると思いますが、そもそもこのプロジェクト自体、本来はチャプチャプと水遊びがしたいだけで、その言い訳の材料としてミニボートがあるようなものなので、私としてはこの展開はアリなんです。

でも冷静に考えるとロスの塊のよう装置です。

「エンジン+シャフト+スクリュー」

でいいところを

「エンジン+ポンプ+水+パイプ+水車+スクリュー」

と間に無駄なエネルギー伝達システムが入り込んでいます。

そもそも内燃機関のエンジンからして物凄いエネルギーロスのある装置ですが、そこにポンプというロスの塊のような不効率な装置を繋げて、水という捉えどころのない流体を掻き回し、その通路となるパイプでロスを重ね、さらにエネルギーの半分は確実に捨てる水車でそれを受け止め、最後にスクリューで水を掻くという変態装置です。

しかし言い換えれば遊びどころたっぷりな装置であって、特にこれからの夏休の研究テーマにはピッタリです。
水車は未だに最適解のない奥が深いエネルギー変換装置です。
ひょっとすると画期的なアイデアが生まれる可能性もあるので研究する価値は十分あるでしょう。


タービンの形状は設置場所や水圧、水流の速度によって様々なものが考案されていますが、ダムなどの大型水力発電装置だけでなく、最近はマイクロ水力発電という小さな小川やちょっとした水の流れを利用して発電する仕組みが話題になっています。

何でも電気エネルギーに変換しようとするあたりが発想の貧困さかもしれませんが、水道管に取り付けて発電する中華製の装置がアマゾンで1500円ほどで売ってました。

イメージ 2

今では電話も光ファイバーに変わりつつありますが、昔の電線時代は電話線から電力を取り出せました。もちろん盗電行為になるので禁止されていましたが、これはまさにその水道版じゃないかと思います。

マンションやビルのように、一旦屋上のタンクに水を溜めてからその落差で利用する場合はセーフかもしれませんが、直接水道管に繋いで発電すればアウトだと思います。水道水を送るためのポンプの電力を盗電しているようなものですからね。

まっ色々なマイクロ水力発電装置はあるようですが、目指すところはこの世界です。
もちろんここで発電してエレキを動かすという発想もありますが、それはやめておきます。w

当面は船造りは置いといて水車の開発に専念したいと思います。
段々と面白くなってきました。