現政権は中身も理解しないでTPPを強行採決し国の形を崩そうとしています。
まさに売国奴そのものです。

グローバリストのための管理貿易の仕組みを作り上げて国民から1円でも多く金を巻き上げたいのでしょう。TPPは極一部の支配層のための集金システムともいえます。
おかげで零細化した農業はさらに荒廃していくことでしょう。


詐欺の手口として「ダブルバインド」という心理手法があります。
ダブルバインドとは相手に矛盾する2つのメッセージを与えることで、その矛盾を指摘できず何らかの応答をせざるおえない状況に追い込む手法です。

例えば・・・

「甘いコーヒーと苦いコーヒー、どちらを飲みますか?」
この場合はコーヒーを飲むか飲まないかの選択肢が誤魔化されています。

「遊園地と映画、デートはどちらにしますか?」
どっちにしてもデートには行くぞということです。(笑)

ダブルバインドを使うと選んだ方は自分が選択したことで妙な納得性が付加されてより深く洗脳されることになります。

「TPPで安い農産物を輸入しますか? それとも輸出して儲けますか?」
これがまさに小泉君が使っているTPPの選択肢をふっ飛ばしたダブルバインドによる手法です。

実際にはもっと巧妙にいくつもの手口が仕込まれています。
その一つに「スマート農業」という新たなキャッチコピーが生まれています。

スマート農業の実現に向けた研究会
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/kihyo03/gityo/g_smart_nougyo/

ICT技術を利用して農業をよりスマートに行うというものらしいです。
いかにも賢そうなイメージですが、中身は大したものではありません。

例えば、プロ農家のノウハウをITに取り込んで誰でも簡単に使えるようにするというものです。
しかし、ノウハウということであれば古くから農業書籍はそれこそ星の数ほどあるわけで、ITがどうのこうという今更なことでは全くないのです。
理屈だけのノウハウでものづくりが出来るなら職人は必要ないはずです。
しかし現実はそう簡単なものではありません。

「ノウハウの蓄積」なんてキーワードはシステム屋の常套手段であって、無価値を価値に見せかけるマジックワードなんです。
この道30年のプロが言うのですから間違いありません。(笑)

AIやドローンやロボットに自動化など、ありとあらゆる流行語を散りばめていますが中身は全くなさそうです。
なんでも「スマート」を付ければ仕事になる考えは止めておいたほうがいいでしょう。

ここに面白い対比的な動画がありました。
https://youtu.be/F0oZPfLvCzg



言いたいことは絵空事じゃダメだということです。
農業はまさに地に足をつけて根っこのところから考えていく必要があります。

本来、農業は経済性を追求する活動ではありません。
生きていくために命を継承する作業であって、未来を生きぬく可能性の問題でもあります。
ここが理解できていないと全く見えてこない話になります。

本来は生きることと金を儲けるということは全く別次元の話なのです。
いくらお金を稼いでも食べるものがなければ生きていくことはできません。
買いたくても買えない時代になればどうしようもないのです。
ほんの数十年前、日本はそんな状態でした。

人類史上の普遍的な法則として、歴史は必ず繰り返されます。
その時の備えは絶対に必要なことなのです。

命は毎年継承しなれば10年後にほしいといってもありません。
本来の意味のスマートに考えて行動をしてほしいものです。