フランスのテロ事件の犠牲者に哀悼の意を捧げる。

決してテロを肯定するものではないが、
ローマ法王が「これは人間の行うことではない」と非難したが、立場と見方が変わればどうだろう。

フランスがシリアを空爆して殺害した人の数に比べれは、今回の犠牲者の数は微々たるものだろう。
シリアでは戦闘員も非戦闘員も明確な区別はない、相手にしてみればフランスの空爆はテロと何ら変わりない。

「人間ではない、だから殺していい」そう聞こえてならない。

フランス、シリアでISISへ空爆
http://www.cnn.co.jp/world/35071027.html

その争いが身近で起こればテロと呼ぶ。
暴力には暴力しかないことを早く学ぶべきだ。

見方を変えれば、シリア問題を引き起こした根本原因はアメリカにある。
アメリカのイラク戦争が難民問題を含めた全ての発端である。

そのアメリカに平伏する日本も安保法でテロの泥沼の巻き込まれないか心配だ。
シリア問題は結局アメリカとロシアの代理戦争でしかない。

残念ながら、この地球上には宗教の違いや価値観の違うものが共存していることを理解するにはまだまだ時間がかかるようだ。根本的な解決にはアメリカとロシアの友愛が先決だろう。

経済主義を進めれば、先にあるのは餌場の取り合いしかない。
豊かさの裏には貧困があることを決して忘れてはならない。