進まない、いや進めないのだ。
慌てて作ってしまったらもったいないのです。
夕食後、ノルマのチョビとの夜の散歩をすましてからが自由時間です。
コーヒーを一杯もって納屋に直行します。
コーヒーを一杯もって納屋に直行します。

納屋の電燈をつけて、ラジオもつけて、椅子に腰かけてまずはコーヒーをいただきます。
さて、今日は何を作るか?・・・

既に設計図は大幅に無視し、行き当たりばったりの工作になっています。
どうせ大工仕事では設計図通りにはいかないのです。
切り出した部品達は個性豊かなものばかり、1や2mmずれてもへっちゃらです。(笑)
切り出した部品達は個性豊かなものばかり、1や2mmずれてもへっちゃらです。(笑)

テーブルソーヤやトリマーがあればもう少しはマシでしょうが、
フリーハンドの丸鋸だけでは集中心にも限界があります。
当然ですが「誤差」と呼んでいる切り屑も出ます。
たとえ正確に計測した下書き線をオンラインで切ったとしても、切り幅のおが屑は出るのです。
たとえ正確に計測した下書き線をオンラインで切ったとしても、切り幅のおが屑は出るのです。

本来はその誤差も考慮して罫書くべきでしょうが、そんな無駄なことはしません。
行き当たりばったりのほうがゲーム的要素があって楽しいのです。(笑)
まっしかし出来た部品達はカワイイもので、できるだけその個性を生かした組み合わせで誤魔化しています。
フォールディング・カヤック作りの利点は、いくら工作を進めても全然場所を取らないことです。
成果物はあくまでも部品なので、元の材料を切り刻むだけで寧ろ全体量は縮小されてきます。
これは狭小生活で木工を楽しむ趣味としては最高ですね。
成果物はあくまでも部品なので、元の材料を切り刻むだけで寧ろ全体量は縮小されてきます。
これは狭小生活で木工を楽しむ趣味としては最高ですね。

何より楽しいのがサンディングです。
多少曲がっていても、ヤスリやサンドペーパーで磨けばそれなりに綺麗に見えてくるものです。
ツルツルまで磨けば愛着がわいてくるもので、無駄にエッジの曲線を追求したりするわけです。
いくらキッチリと綺麗に仕上げてもカヤックは浮くとは限りません。
設計がデタラメなら即水中分解でしょう。
設計がデタラメなら即水中分解でしょう。
そうとも知らずツルツルになるまで木目を磨くのって虚しいですよねー・・・
まさに人生そのものだったりします。
まさに人生そのものだったりします。

そんなことで、じっくりと今の作業を楽しんでいます。
完成はいつなんでしょうねー