消費税還付対策としてマイナンバーカードを利用しようとしているようだが最悪だ。
ちょっとどういった頭でこんな案を本気で考えているのか理解に苦しむ。

現状案ではマイナンバーカードを常時携帯する必要があるが、
そうなるとカードの紛失や盗難が多発することになる。

もしこのマイナンバーカードを紛失したらキャッシュカードの紛失どころではない。
個人情報の要なる危険なカードだと認識すべきだ。

もし紛失時の再発行の仕組みがあったとしても、紛失カードの悪用も考慮すると別の番号になる。
再発行で番号が変われば、あらゆる届出の再登録が必要になる。
マイナンバーカードは、お手軽なスーパーのポイントカードじゃない。

仕組み的にもカードリーダーとお店のPOSシステムをどう接続するか不明だ。
現実的には全てのシステムとリンクすることは不可能だろう。

そうなると簡易的なカード入力システムを利用することになるが、不正利用の温床になることは間違いない。

お隣の韓国では、ほぼ全ての個人番号が流失してしまい番号自体が役に立たなくなった。
おかげで巨額の費用をかけてやり直す検討をしている。

この手の仕組みは性善説で考えると大変なことになる。
最悪の性悪説をベースに、さらに故意ではない事故や自然災害等あらゆるケースを考慮する必要がある。

どうも今の内閣はやることなすこと全て杜撰な感じがする。
その場限りの行き当たりばったりの進め方では出戻りが多く事が進まない。
予想も込めて「白紙撤回内閣」と命名しておく。

大体、1人年間4千円が上限なら、全ての人に満額を支給しても問題ないだろう。
余計な仕組みにかかるコストを考えると、そのほうがよほど安上がりだ。
還付する仕組みだけでも無駄だ。

国民なのか企業なのか、どっちを向いた仕組みを検討しているのか不明だ。
もちろん根本的に現状案は軽減税率とは全く別なものであって検討に値しない。

冗談も休み休みにしてほしい・・・